「全仏オープン」(フランス・パリ/5月26日~男子6月9日・女子8日/クレーコート)で5年連続ベスト16進出を決めた第7シードの錦織圭(日本/日清食品)。その錦織が3回戦後にインタビューに答え、4回戦の相手ブノワ・ペール(フランス)について…

「全仏オープン」(フランス・パリ/5月26日~男子6月9日・女子8日/クレーコート)で5年連続ベスト16進出を決めた第7シードの錦織圭(日本/日清食品)。その錦織が3回戦後にインタビューに答え、4回戦の相手ブノワ・ペール(フランス)について語った。

錦織は「やりにくい相手ですね。サーブが良いのと、バックがすごく強烈なので、それに一番注意したいかなと思います。彼のプレーに惑わされないというか、しっかり足を動かして相手のプレーを読めたらなと思います」と話す。

また「彼に勝つには良いテニスをしなければならない」と警戒した。

一方のペールは「私は『全米オープン』で彼に勝ったことがある。そして彼の母国である東京でもね」「彼は今日とても長い試合を戦った。彼はリカバリーできるかな。私のプレーの感覚は良いよ」と記者会見で語る。

「ケイはクレーでもとても良いプレーをし、実績があるから私も全力を尽くす。ベストを尽くして去年より良い結果を出したい」と、ペールは初めて「全仏オープン」で4回戦に進んだこともあり、錦織との対戦に意気込んでいる。

両者の対戦成績は錦織の6勝2敗。ただペールの話す通り、錦織は2015年の「全米オープン」1回戦、同年の「楽天ジャパンオープン」準決勝で、フルセットの末悔しい敗戦を経験している。

さらに昨年の「全仏オープン」2回戦でも対戦し、錦織が勝利したものの、この試合もフルセットにもつれた。

3回戦で4時間26分という長丁場を戦い抜いた錦織は、リカバリーできているか、そして今大会3度目の地元選手を相手に飲み込まれることなく自分のプレーができるかがポイントとなる。

(テニスデイリー編集部)

※写真は「全仏オープン」での錦織圭

(Photo by Ian MacNicol/Getty Images)