今回はたけのこについて書いていきます。たけのこの旬たけのこは春の味覚を代表する食材で、4月~5月が旬です。成長が早く、10日(旬内)で竹になるといわれるところから「筍」の字があてられました。独特の旨みがあり、日本料理、中国料理で広く使われ…
今回はたけのこについて書いていきます。
たけのこの旬
たけのこは春の味覚を代表する食材で、4月~5月が旬です。
成長が早く、10日(旬内)で竹になるといわれるところから「筍」の字があてられました。
独特の旨みがあり、日本料理、中国料理で広く使われています。
【関連記事】捨てる前に知りたかった!栄養豊富なアボカドの種、とっておきの活用方法
たけのこに含まれる栄養、効果
・亜鉛
たけのこには亜鉛が豊富に含まれています。
亜鉛はミネラルに分類される栄養で、酵素の成分となる働きがあります。酵素とはタンパク質の一種でカラダにはなくてはならない物質です。
また、亜鉛には味覚を正常に保つ効能があります。亜鉛は、味の判断をする味蕾という器官を作る働きをします。
・パントテン酸
たけのこにはパントテン酸という栄養も豊富に含まれています。
パントテン酸はビタミンB群に分類される栄養で、以前はビタミンB5とも呼ばれていました。
パントテン酸は、3大栄養素の代謝に関わり、エネルギーを生み出す効能があります。また、抗ストレス作用のあるホルモンを分泌を高める効果もあるため、ストレス対策にも効果的です。
・食物繊維、セルロース
たけのこに含まれる栄養で注目すべきは食物繊維です。
たけのこには、食物繊維の中でも不溶性食物繊維であるセルロースが豊富に含まれています。
セルロースとは不溶性食物繊維の一種で、ブドウ糖が鎖状に結合したものです。セルロースは腸内で水分を吸収してふくらみ、腸内にある有害物質を排出する効能があります。
また、腸内のぜん動運動を促し、排便をしやすくすることから便秘対策にも効果的です。
・チロシン
たけのこを茹でてカットした時に、中に白いかたまりのようなものがついていますよね。この正体はチロシンという成分です。
チロシンはアミノ酸の一種で、疲労回復やストレスの緩和、脳を活性化してやる気や集中力を高めてくれるなどの効能があります。
また、代謝や自律神経をコントロールする甲状腺ホルモン、皮膚や毛髪の黒色色素であるメラニンの原料になります。
・アスパラギン酸
たけのこにはアスパラギン酸という栄養も含まれています。
アスパラギン酸はうまみ成分を持つアミノ酸の一種です。名前の通り、アスパラガスに多く含まれており、たけのこや豆類、サトウキビにも豊富に含まれています。
アスパラギン酸は、疲労回復や体液のバランスを整えるなどの効能があります。また、アスパラギン酸には尿の合成を促進する効果もあります。
・グルタミン酸
たけのこにはアミノ酸の一種であるグルタミン酸も含まれています。
グルタミン酸は、昆布や白菜、トマト、イワシやチーズなどにも含まれている栄養成分で胃や腸を保護してくれる粘膜を形成し、消化吸収を促進する効果があります。
また皮下脂肪や内臓脂肪をつきにくくしてくれるので、体脂肪が気になる方におすすめです。
[文:meilong スタッフ]
※健康、ダイエット、運動等の方法、メソッドに関しては、あくまでも取材対象者の個人的な意見、ノウハウで、必ず効果がある事を保証するものではありません。
meilong 院長・石川美絵(いしかわ・みえ)
大学では栄養学を学びテレビ局、IT企業、広告代理店などに勤務し、20代後半時の大きな人生の挫折から東洋医学の世界に出会う。鍼灸と漢方の奥深さに魅かれ鍼灸学校に入学し国家資格鍼灸師免許を取得。学生時代は40院の経営兼柔道整復師・鍼灸あん摩指圧マッサージ師でもある先生のアシスタントをし、国家資格取得後、北京中医薬大学卒でもある鍼灸30年の先生から技術を取得する。さらに美容鍼灸のパイオニアに師事し、世界で活躍する日本鍼灸の技術に刺激され研究を重ねる。さらに200件以上の治療院・クリニック・スパ・エステなどを周る。ホテル椿山荘の鍼灸治療施設「KENBITOKYO」、「東方健美」へ勤務した後、2014年、四谷に紹介制治療院Meilongを開業。
世に鍼灸を広めたく2015年meilong恵比寿院をオープンし、続けて2017年meilong恵比寿mana院をオープン。2019年meilong銀座院もオープン。
千葉大学医学部附属病院の和漢診療科での研修、漢方医、各専門分野の医師との連携もし日々、情報交換、学会への参加も努めている。また自分自身が不妊治療をし鍼灸と漢方も併用し子を授かったが途中、死産分娩を経験している事、さらに不育症からの妊娠を維持する為の体験、知識もあり不妊治療にも寄り添いたいという想いも強い。世の頑張っている女性の一番の味方でありたいと思っている。