「全仏オープン」(フランス・パリ/5月26日~男子6月9日・女子8日/クレーコート)女子シングルス1回戦で、辛くも勝利した第1シードの大坂なおみ(日本/日清食品)。試合後の記者会見で、初戦の振…

「全仏オープン」(フランス・パリ/5月26日~男子6月9日・女子8日/クレーコート)女子シングルス1回戦で、辛くも勝利した第1シードの大坂なおみ(日本/日清食品)。試合後の記者会見で、初戦の振り返りや次戦について話した。

1回戦で世界90位のアンナ カロリーナ・シュミドローバ(スロバキア)を、0-6、7-6(4)、6-1の大逆転で下した大坂。記者会見で「人生の中で一番緊張した試合だったと思います。第1セットをみれば分かると思いますが、私はまったくコート内にボールを打てていませんでした」と率直に明かした。

第1セットを0-6で落とし、さらに第2セットでは2度相手のサービング・フォー・ザ・マッチをしのいだ。

最後は勝利をもぎ取った大坂は「いつもなら緊張は解けるんですが、今日は試合中ずっと残っていたので変な感じでした。自分との戦いだったように思います。最後はなんとか勝つことができました」と話した。

勝利した大坂は2回戦で、世界43位のビクトリア・アザレンカ(ベラルーシ)と対戦する。アザレンカは2012・2013年に「全豪オープン」連覇を果たしている元世界1位だ。大坂とは過去1勝1敗だが、クレーコートでは大坂が前年2018年の「BNL イタリア国際」で勝利をあげている。

しかし、大坂はアザレンカについて次のように警戒した。

「彼女は最近とても良いプレーをしているので、昨年ローマで対戦した時と同じような試合にはならないでしょう。なので、今年一番難しい試合のひとつになるかもしれません」

次戦では、序盤から大坂らしいプレーが観られることを期待したい。

(テニスデイリー編集部)

※写真は「全仏オープン」での大坂なおみ

(Photo by Jean Catuffe/Getty Images)