「全仏オープン」(フランス・パリ/5月26日~男子6月9日・女子8日/クレーコート)で1回戦をストレート快勝した、第7シードの錦織圭(日本/日清食品)。今回は2回戦の相手である、世界82位のジ…

「全仏オープン」(フランス・パリ/5月26日~男子6月9日・女子8日/クレーコート)で1回戦をストレート快勝した、第7シードの錦織圭(日本/日清食品)。今回は2回戦の相手である、世界82位のジョーウィルフリード・ツォンガ(フランス)を紹介する。

現在34歳のベテランであるツォンガ。身長は188cmで、サービスをはじめ全てのショットがパワフルだが、とりわけフォアハンドの逆クロスショットが強烈な選手だ。

錦織も1回戦後のインタビューで「ツォンガは特に力のある選手ですし、サーブ、フォア、前に出るタイミングとかは本当にトップクラスなので、そこを気をつけてやりたいと思います」と警戒している。

2008年の「全豪オープン」ではノーシードながら準優勝。2012年2月にはキャリア最高となる世界ランキング5位を記録した。2018年に膝の怪我でツアーを離脱し、一時は262位までランキングを落としたが、今年2月の地元大会「ATP250 モンペリエ」で復活優勝を飾った。

また、力強いプレーとは裏腹に周囲への心遣いに長けており、2016年の「全豪オープン」では熱中症で体調を崩したボールガールを、試合を中断させ自らコート外までエスコートする「神対応」を見せ感動を呼んだ。

そんなツォンガと錦織の過去対戦成績は、錦織の5勝3敗だ。勝ち越してはいるものの過去8度の対戦のうち6度がフルセットと、これまで激戦を繰り広げてきた。さらに2015年「全仏オープン」準々決勝でも対戦した際は、1-6、4-6、6-4、6-3、3-6で錦織が敗れている。

前年2018年に続き、今回も1回戦から地元フランス勢との連戦となる錦織だが、ツォンガに2015年同大会での雪辱を果たせるか注目だ。

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【ツォンガのプロフィール】

■生年月日

1985年4月17日(34歳)

■身長

188cm

■利き腕/バックハンド

右/両手

■「全仏オープン」最高成績

ベスト4(2013・2015年)

■キャリア通算シングルスタイトル数

17個

■2019年ツアー本戦、ここまでのクレーコートシーズン戦績

5勝4敗(4月の「ATP1000 モンテカルロ」での途中棄権も含む)

(テニスデイリー編集部)

※写真は「全仏オープン」でのツォンガ

(Photo by Clive Brunskill/Getty Images)