降水確率が80%とも90%ともいわれていた第103回インディアナポリス500マイル・レース(=インディ500)、現地26日のレース・デイだったが、一滴の雨も落ちることなく200周を無事にコンプリートすることが出来た。

ポール・ポジションのシモン・パジェノー(ペンスキー)はスタートから常にレースをコントロールし、圧勝の気配すらあった。しかし、世界最大スケールのレースはそう簡単に勝たせてはくれない。パジェノーの前に終盤、立ちはだかったのがアレクサンダー・ロッシ(アンドレッティ)だ。この第100回大会のウィナーは残り3周のターン1でパジェノーの攻略に成功する。

ところが今日のパジェノーは強力だった。残り2周のターン3でアウト側から鮮やかに抜き返すと、チェッカーまで見事にロッシを押さえ切った。インディー500参戦50周年のペンスキーに捧げる18度目の勝利となった。「信じられない。夢が現実となった。僕の人生最大の夢が」と喜ぶパジェノー。

優勝を争った2人以上観客を沸かせたのが佐藤琢磨だった。序盤にピット作業のミスで周回遅れになりながらも巻き返し、残り14周で4位、残り9周で3位に上がる怒涛の追い上げを見せた。日本から応援に駆け付けたホンダの八郷社長に大きなプレゼントとなったことだろう。

スタート前のフォーメーション・ラップ(ターン1、第103回インディ500)。《撮影 重信直希》

スタート前のフォーメーション・ラップ(ターン1、第103回インディ500)。《撮影 重信直希》

第103回インディ500、スタート。《撮影 重信直希》

第103回インディ500、スタート。《撮影 重信直希》

第103回インディ500、優勝のパジェノーと2位ロッシ。《撮影 重信直希》

第103回インディ500、優勝のパジェノーと2位ロッシ。《撮影 重信直希》

ロジャー・ペンスキー御大とヴィクトリー・レーンで雄叫びを挙げるシモン・パジェノー(第103回インディ500)。《撮影 重信直希》

ロジャー・ペンスキー御大とヴィクトリー・レーンで雄叫びを挙げるシモン・パジェノー(第103回インディ500)。《撮影 重信直希》

佐藤琢磨のピット・ストップ(第103回インディ500)。《撮影 重信直希》

佐藤琢磨のピット・ストップ(第103回インディ500)。《撮影 重信直希》

マリオ・アンドレッティ優勝50周年を記念して当時の祖父のカラーリングで走った孫、マルコ・アンドレッティ(第103回インディ500)。《撮影 重信直希》

マリオ・アンドレッティ優勝50周年を記念して当時の祖父のカラーリングで走った孫、マルコ・アンドレッティ(第103回インディ500)。《撮影 重信直希》