◆第6回全日本トランポリン競技年齢別選手権大会◆

5月12日 ヤマト市民体育館前橋


1本目、屈伸前方3回宙返り半ひねりを披露する桜井(コ3)

オリンピックや世界選手権、秋に行われる全日本選手権の出場権がかかった大きな今大会に、桜井(コ3)は昨年より1.0点以上も上げた攻めの演技構成で挑んだ。予選の上位8人が決勝に進めるが、様々な選考が兼ねられるため狭き門だ。1年前、トランポリン競技を続けるか悩んだときこの大会で決勝に残れず悔いが残ってしまった。「やっぱり続けたい」。決勝に残ることを目標にこの一年を過ごしてきた。結果は19位で決勝進出とはならなかったが、攻めの演技は彼女の成長と自信を表していた。
2回の演技で10本ずつ技を行い、その合計得点を競う。両演技の1本目の技は、日本代表が使うほど難度が高い前方3回宙返り半ひねり。桜井が最も力を入れてきた技だ。1回目の演技では屈伸で、2回目の演技では抱え込みで取り入れた。「お願いします!」いつも通り元気な挨拶から始まった1回目の演技は大きく伸びのある実施。強みの高さを生かして1本目を成功させると9本も全てブレなくこなした。好調な演技だったが2本目、桜井は緊張していた。「知り合いは全員ミスなく演技を通せてる。自分も成功させないとと思った」。緊張からうまくタイミングが合わず、技に入る前に2回ジャンプを止めて深呼吸、仕切り直した。「もうそろそろ演技に入らなきゃ」と焦りを振り切って前方3回宙返り半ひねりを実施。3本目の後方屈伸宙返り1回ひねりでやや後ろにそれるも立て直し、そのまま大きなミスなく通し切った。
決勝進出はかなわなかったが桜井は笑顔だった。「この一年でトランポリン楽しいなって思えるようになった」。後方3回宙返り半ひねりという大技を武器に攻めの演技ができるようになりトランポリンの新たな魅力を見つけた。8月のインカレに向けて「自分のやりたい演技構成を、難度を落とさずに通し切りたい」と高い完成度を目指す。大会を見据え今日も大好きなトランポリンを跳ぶ。
(5月23日・南はるか)
◆コメント◆
ー今回の満足度は
やろうと思っていた構成じゃなかったから満足度高くはない。途中3個くらい変えて、何度落としちゃった。でも三回宙2回使えたのと、2本とも10本通せたのは収穫。
ーまずは全部通せること
そう、しかも今回私が同じクラブのメンバーの中で最後の演技者で、みんな全部通ってきてたから、通さなきゃっていう、そっちの方がプレッシャーだった。
ー去年この大会でもう1年続けることを決めたがそういうプレッシャーは
去年は早く帰りたいみたいな感じだったけど、今年は緊張したけど楽しめたなって思った。1年間かけてトランポリン楽しいなって思えるようになったし、通しの構成も1点以上上げられてて、三回宙を通しに入れられるようになってから守りに行くんじゃなくて思いっきりできるようになった。攻められるようになってきた。
ー今後は
あんまり高くなかったからあれだけど、点数的に10月の全日本選手権はボーダーライン、出れるかもしれないみたいな。夏のインカレももう1回全日本にでるチャンスあるからそこはちゃんと通してちゃんと決めたい。今日のじゃちょっと不安。
ー昨年は出た?
昨年はインカレで点数出すために攻めのやつじゃなくて簡単なやつにした。今年は攻めたい。
ー今後の目標は
まず安定性。今やってる通しもちゃんと技変えずに通せるように。まだ通し率も、2週間前まで不調すぎて、先週くらいから突然通せる回数増えてきて、もうちょいあげていきたい。