いよいよ5月26日から開幕する、赤土のグランドスラム「全仏オープン」。そのドローが23日に発表され、第7シードで出場する錦織圭(日本/日清食品)の男子シングルス1回戦の相手は、ワイルドカード(…

いよいよ5月26日から開幕する、赤土のグランドスラム「全仏オープン」。そのドローが23日に発表され、第7シードで出場する錦織圭(日本/日清食品)の男子シングルス1回戦の相手は、ワイルドカード(主催者推薦枠)の世界153位のカンタン・アリス(フランス)に決定した。

両者の対戦は今回が初となる。アリスは現在22歳で本戦には2年ぶり4度目の出場、最高成績は2016年の2回戦となっている。

勝利すると、2回戦で元世界5位で現在85位のジョーウィルフリード・ツォンガ(フランス)と世界96位のペーター・ゴヨブチック(ドイツ)の勝者と対戦することになる。錦織にとってツォンガは、2015年の同大会準々決勝でフルセットの末敗れた相手でもある。

その後も錦織や他のシード勢が順当に勝ち進んだ場合、3回戦では第31シードのラスロ・ジェレ(セルビア)、4回戦で第12シードのダニール・メドベージェフ(ロシア)、準々決勝で第2シードで同大会11度の優勝を誇るラファエル・ナダル(スペイン)と対戦する可能性がある。

錦織の同大会最高成績は2015年、2017年のベスト8。「全仏オープン」のレッドクレーでは球足が遅くラリーが長くなりやすいため、よりタフな戦いが求められると言われている。いかに序盤は体力を温存しつつ快勝できるかも、上位進出の鍵となるだろう。

このタフな大会で、錦織の素晴らしいプレーが観られることに期待したい。

また他の日本人男子勢では、西岡良仁(日本/ミキハウス)が今年の「ATP250 エストリル」でも勝利を飾った世界65位のマッケンジー・マクドナルド(アメリカ)と、ダニエル太郎(日本/エイブル)が第14シードのガエル・モンフィス(フランス)と1回戦で対戦する予定だ。

(テニスデイリー編集部)

※写真は「ATP1000 ローマ」での錦織

(Photo by Giuseppe Maffia/NurPhoto via Getty Images)