日本ハム―楽天12  6回、2打席連続本塁打を放ったが、ナインに無視される日本ハム・杉谷=札幌ドーム【写真提供:共同通信社】


■杉谷拳士(北海道日本ハム)
○11-2vs東北楽天(札幌ドーム)
打撃成績/中犠飛①、左飛、左本①、右本②、三邪飛

 北海道日本ハムの杉谷拳士が2打席連続本塁打を含む4打点の大活躍。2本の本塁打は左右両打席でのもので、史上19人目、球団では2007年セギノール以来、4人目の快挙となった。

 「2番・センター」でスタメン出場した杉谷は、初回の無死3塁のチャンスでセンターへ犠牲フライを放ち、大量11点の口火を切った。そして2点リードの5回、左腕の辛島航に対して右打席からレフトスタンドへソロ本塁打。さらに続く6回、2死2塁の場面で代わった右腕・今野龍太から、今度は左打席に入ってライトへ2ラン。「打った本人が一番びっくりしています」という杉谷は、「粘っていれば、いつか必ず甘い球が来ると思って、強い気持ちでしばいた」と10球粘っての1本目の本塁打を振り返り、2本目の本塁打には「左打席の方が打てないと思われているので、そこで結果を出せてよかった」と笑顔を見せた。

 今季1号となった5回はベンチ前でチームメイトからハイタッチを拒否されて1人でエアハイタッチを繰り返し、快挙となった2本目も、ナインはまさかの無反応。メジャーリーグで流行しているサイレント・トリートメントという祝福ではないかと話を振られた杉谷は「あれはサイレント・サイレント。ただの無視だと思います」と自虐で笑いをとった。

 チームで前回、両打席本塁打を記録したセギノールも、野球以外のパフォーマンスでファンを沸かせた選手だった。その陽気な助っ人にあやかり「今日からはスギノールとして頑張っていきたい」とおどけた杉谷。明るいムードメーカーが、チームの連敗を4で止めた。