広島―中日11  今季3度目の完投で4勝目を挙げ、お立ち台でポーズをとる広島・大瀬良=マツダ【写真提供:共同通信社】

■大瀬良大地(広島東洋)
○3−1 vs中日(マツダスタジアム)
投球成績/9回 被安打3 奪三振8 失点1

 広島東洋の大瀬良大地が22日の中日戦で9回3安打1失点の完投勝利。チームを破竹の9連勝に導いた。

 本拠地ファンを前に序盤からエンジン全開だった。初回3者凡退スタートを切ると、2回はビシエドをストレート、高橋周平と堂上直倫をカットボールで3者連続の空振り三振。その裏に味方が1点を先制すると、3回も松井佑介をカットボール、加藤匠馬をストレート、ロメロをカットボールで空振り三振を奪い、圧巻の6者連続空振り三振を記録した。その後、6回1死までパーフェクト投球を展開。7回2死から高橋にタイムリー2塁打を許して1点を奪われたが、8回、9回をピシャリと締め、9回を打者30人、無四球8奪三振、わずか91球で料理して見せた。

 試合後、「ノーヒットノーランに関してはあんまり興味はなかったんですけども、それだけ調子は良かったのかなと思っていたので、とにかくストライクゾーンの中で打ってもらって、守りに助けられながら頑張っていきたいなと思っていました」と大瀬良。「カットボールで思うように空振りも取れていましたし、真っ直ぐでも差し込んでいた。そこが良かったのかなと思っています」と今季4勝目のマウンドを満足気に振り返った。

 これで今季の中日戦は3戦3勝で、すべて完投勝利。「先発で投げる以上は最後まで投げたいという思いの中で毎回マウンドに上がっているので、たまたまだと思いますけど、最後まで投げ切ることは先発としては最高の形だと思います」と笑み。この日は緒方耕市監督が父・義雄さんが死去したために不在。その中で、エースの貫禄たっぷりのピッチングを展開し、チームの連勝を9に伸ばした。ヒーローインタビューの後、チームメイトから祝福の冷水シャワーを浴び、心地好さそうにファンの声援に応えていた。