「ATP1000 ローマ」(イタリア・ローマ/5月12~19日/クレーコート)準々決勝で敗れた錦織圭(日本/日清食品)。試合後の記者会見で自身のプレーを振り返った。世界24位ディエゴ・シュワル…

「ATP1000 ローマ」(イタリア・ローマ/5月12~19日/クレーコート)準々決勝で敗れた錦織圭(日本/日清食品)。試合後の記者会見で自身のプレーを振り返った。

世界24位ディエゴ・シュワルツマン(アルゼンチン)との準々決勝。錦織は前日のダブルヘッダーの疲れからか動きが悪く、5ゲームを連取されるという苦しい立ち上がりを強いられた。そこから4ゲームを連取するも掴みかけた流れを失ってしまい、過去3勝0敗のシュワルツマンに初黒星を喫した。

錦織は「自分が攻めるよりも先に攻められてたので、自分としてはあんまり居心地の良いラリーができなかったです。彼のプレーも良かったので、自分が主導権を握るっていうところが難しかったです」と敗戦を振り返った。

そして自身の調子については、次のように話した。

「まぁまぁですかね、ベストではないですけど。毎週毎週良くはなっているのでそこまで気にはしてないですけど、でもなかなか良い試合がずっと続かないので。どの選手もいま強くなってきて、楽な試合が前よりなくなってきているので、そういう点ではみんなにとってタフな状況ではあります」

「全仏オープン」前最後の出場大会では、サービスゲームで特に課題が残った錦織。残り約1週間でどこまで修正できるか注目される。

本人は「(4月の)モンテカルロから見て、日に日に良くはなってきているので、フレンチ(全仏オープン)に向けてまた気持ちを切り替えていくしかないかなと思います」と前を向いている。

「しっかり練習して、自信をつけて臨めたらなと思います」

錦織がしっかりと調整し、いよいよ迎えるグランドスラム「全仏オープン」で活躍してくれることを期待したい。

(テニスデイリー編集部)

※写真は「ATP1000 ローマ」での錦織

(Photo by Clive Brunskill/Getty Images)