ソフトバンク-西武7  ソフトバンクに勝利しファンの歓声に応える、逆転3ランの西武・外崎=北九州【写真提供:共同通信社】   ■外崎修汰(埼玉西武)○11−7 vs福岡ソフトバンク(北九州)打撃成績/左本③ 中2 遊ゴロ 遊飛 左安 埼玉…

 

ソフトバンク-西武7  ソフトバンクに勝利しファンの歓声に応える、逆転3ランの西武・外崎=北九州【写真提供:共同通信社】

 

 

 

■外崎修汰(埼玉西武)
○11−7 vs福岡ソフトバンク(北九州)
打撃成績/左本③ 中2 遊ゴロ 遊飛 左安

 埼玉西武の外崎修汰が15日の福岡ソフトバンク戦で逆転3ランを含む猛打賞の活躍を見せた。

 両チーム合わせて計27安打18得点、4時間18分に及んだ乱戦の中で復活への足がかりをつかんだ。1点を追う2回の第1打席、1死2、3塁の場面で打席に入ると、相手先発・椎野新の1ボールからの低めのスライダーをすくい上げた。「最近本当に結果が出てなかったので、初心に戻って甘いところに来たらどんどん振っていこうと思って打席に入った」と外崎。北九州の空に舞い上がった打球は、そのままレフトスタンドへ着弾し、逆転の3ランとなった。

 「期待して使っていただける。頑張らないと、という気持ちになっていた」と外崎。大卒5年目の26歳。昨季は自己最高となる打率.287、18本塁打をマークし、今季はFAで抜けた浅村栄斗の穴を埋める役目も期待された。だが、開幕から調子が上がらず、この日の試合前まで打率.203、4本塁打。スタメン落ちも味わった、だがこの日は第1打席で4月27日以来の一発を放つと、第2打席では2塁打、第5打席でもヒットを放って4月6日以来、今季2度目の猛打賞をマークした。

 試合後、この日の活躍に「今日はたまたま良かっただけ」と答えた外崎だったが、すぐに前を向いて「明日も試合があるので今日みたいに打ちたいですね」と力強い言葉。外崎が打てば、チームの得点力は間違いなく上がる。巻き返しのキッカケ、復活の兆しを見せた北九州の夜だった。