ジャガーカーズは5月10日、ジャガーのクラシックスポーツカー、『XK120』(Jaguar XK120)をフルレストアし、顧客に引き渡した、と発表した。

今回のフルレストアは、ジャガー クラシックが担当した。ジャガー クラシックは、ジャガー ランドローバーのスペシャル・オペレーションズに属する1部門だ。世界中のジャガーのクラシック モデルの顧客やファンに向けて、車両やサービス、パーツ、各種エクスペリエンスを提供している。

ジャガー クラシックは2017年6月、英国コベントリーに設立された。熟練したエンジニアが、貴重なジャガーのクラシックカーのレストア作業を専門に行う。最近では、ジャガー『D-TYPE』を新車として生産し、富裕層向けに「NEW ORIGINAL(新しくありながらオリジナルに忠実)」車として販売。名車の『E-TYPE』をベースにEVパワートレインを搭載した『E-TYPE ZERO』の市販化も決定している。

◆XK120は1948年に発表。美しいボディラインが特長のロードスター&クーペ

ジャガーXK120は、1948年に発表された。美しいボディラインが特長で、当初はロードスター、後にクーペボディが追加された。排気量3442ccの直列6気筒ガソリンエンジンは、最大出力160hpを発生し、最高速193km/hの性能を備えていた。ジャガーXK120は1948年から1954年にかけて生産され、ジャガーのスポーツカーの名声を確立するモデルになった。

ジャガー クラシックは今回、このジャガーXK120をフルレストアした。米国カリフォルニア州で探し出した最終モデルイヤーの1954年製のXK120を英国のジャガー クラシックのファクトリーに持ち込み、11か月、延べ2700時間に及ぶフルレストアに取り組んだ。オーナーの好みを反映させたカスタマイズも施している。

◆ボディカラーは4度塗りのブラック。インテリアにはサドルカラーのなめし革をあしらう

エクステリアは13リットルの塗料を、4度塗りで使用し、深みのあるブラックで仕上げられた。レーシング風のフューエルキャップを採用した。オリジナルの分割ウインドスクリーンは、ツインエアロスクリーンに置き換えられている。

インテリアは、シートなどにサドルカラーのなめし革をあしらう。シートは、特注の格子デザインで、シート後部の素材はアルミ製とした。XK120では運転席の後ろに2つのバッテリーがレイアウトされているが、ジャガークラシックは、バッテリーのひとつを助手席の後方に移設。長身のオーナーに配慮した。通常よりもコンパクトな15インチのステアリングホイールも、長身なオーナーに合わせた設計だ。

◆直列6気筒ガソリンエンジンはレースに参加することを考慮して5か月半かけてリビルド

直列6気筒ガソリンエンジンは、オーナーがレースに参加することを考慮して、5か月半かけてリビルドされた。その結果、最大出力は225hpへパフォーマンスが引き上げられ、高速走行時に耐久性も向上させた。新しく設計された排気システムは、通常のシングルパイプの代わりにデュアルパイプを備えている。

その他、フロントには4ポットキャリパー付きディスクブレーキ、リアにはベース車と同じドラムブレーキを装備した。より耐久性があり、より速くシフトできるレーシングスタイルのギアボックスを採用する。サスペンションは、ダンパーがサーキットの特性に合わせて、調整が可能。ジャガークラシックがレースに合わせて、ハンドリング特性を微調整することを可能にしている。

フルレストアされたジャガー XK120(1954年製)

フルレストアされたジャガー XK120(1954年製)

フルレストアされたジャガー XK120(1954年製)

フルレストアされたジャガー XK120(1954年製)

フルレストアされたジャガー XK120(1954年製)

フルレストアされたジャガー XK120(1954年製)

フルレストアされたジャガー XK120(1954年製)

フルレストアされたジャガー XK120(1954年製)

フルレストアされたジャガー XK120(1954年製)

フルレストアされたジャガー XK120(1954年製)

フルレストアされたジャガー XK120(1954年製)

フルレストアされたジャガー XK120(1954年製)

フルレストアされたジャガー XK120(1954年製)

フルレストアされたジャガー XK120(1954年製)

フルレストアされたジャガー XK120(1954年製)

フルレストアされたジャガー XK120(1954年製)

フルレストアされたジャガー XK120(1954年製)

フルレストアされたジャガー XK120(1954年製)