広島―DeNA9  ヒーローインタビューで笑顔を見せる広島の(左から)アドゥワ、磯村、鈴木=マツダ【写真提供:共同通信社】


■アドゥワ誠(広島東洋)
○8−1 vs横浜DeNA(マツダスタジアム)
投球成績/9回 被安打8 奪三振3 失点1

 広島東洋のアドゥワ誠が12日の横浜DeNA戦に先発し、9回1失点の力投で自身プロ初完投勝利をマークした。

 最後まで低めにボールを集め続けた。初回、先頭打者にいきなり内野安打を許し、犠打で1死2塁のスタートとなったが、3番・宮﨑敏郎を外角低めのストレートで、4番・筒香嘉智は内角を突き、ともにセカンドゴロでピンチを脱出。すると2回以降も140キロ台中盤のストレートにカットボール、スライダー、チェンジアップを交えて凡打の山を築き、9回まで全27個のアウトのうち、2つの犠打を除いて計14個の内野ゴロ。自身は「とりあえず長いイニングを投げることだけを考えて投げました」と振り返ったが、終わってみれば9回110球を投げて、8安打ながら5回のソロアーチ1本のみの1失点に抑え、先発転向後の初勝利をプロ初完投で飾った。

 この日は母の日。高卒3年目の20歳は「何もプレゼントとかは考えていなかったので、今日の勝利ボールを渡そうと思います」とニッコリ。「親は見に来ていないですけど、多分テレビで熊本の方から応援してくれていると思う」と語るとともに「テレビの前のお母さん、俺やったよー!」と誇らしげに叫んだ。