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精神的に成熟したアービングの決断は?

2018-19シーズン開幕前、カイリー・アービングは、セルティックスのファンの前で2019年のオフに再契約を希望していると宣言した。「みんなが支持してくれるのなら、僕は再契約するつもり」と語ったアービングだったが、状況は変化しつつある。

以前からニックスへの移籍に関心を持っていると噂されてきたアービングだったが、『ESPN』によれば、彼は側近にレイカーズでプレーすることについて相談したという。

この話が事実であれば、2016年にキャバリアーズに初優勝をもたらしたレブロン・ジェームズとアービングのデュオが、レイカーズで復活する可能性が出てきた。現段階では単なる噂にしか過ぎず、レブロンからの『独り立ち』を目指してキャブズにトレードを要求したアービングが、再びレブロンと手を取り合うとは思えない。

しかしアービングは、2018-19シーズン中にチームリーダーの重責を理解し、キャブズ時代の振る舞いをレブロンに直接謝罪するなど、セルティックスでプレーするようになってから精神的にも成熟した。あくまでも憶測だが、チームを引っ張ることの大変さが分かったからこそ、尊敬するリーダーと再び一緒にプレーしたいと考えるようになったのかもしれない。それにレイカーズには、アービングとマックス契約を結べるだけの空きがキャップスペースにある。

ただ、名門とはいえ、今のレイカーズは即優勝できるチームとは言えない。主力のケガ、トレードの噂によるチーム内の動揺という面があったとしても、百戦錬磨のレブロンが加わってもプレーオフ進出という目標を達成できなかった。たとえ今年のオフに大物フリーエージェント選手を獲得できても、再建には一定の時間が必要だろう。

アービングが救世主としてロサンゼルスにやって来るのかどうか、続報を待ちたい。