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エース不在となれば、昨シーズンとは逆の展開にも?

3連覇に挑むウォリアーズが、ロケッツとのカンファレンス・セミファイナル第5戦に104-99で勝利し、シリーズ突破に王手をかけた。しかし、チームで最も安定していたケビン・デュラントが負傷交代を余儀なくされる事態に直面した。

第3クォーター終盤、右コーナーからシュートを放った直後、デュラントは右足に異常を訴えて交代した。そのリアクションはアキレス腱断裂を想像させるものだったが、ふくらはぎの筋肉を痛めたことが判明。最悪の事態は避けられたものの、10日にヒューストンで行われる第6戦に出場できるかは微妙な状態だ。

デュラントを失ったウォリアーズは、第4クォーター終盤にロケッツの猛追を浴びたが、ドレイモンド・グリーンとクレイ・トンプソンの3ポイントシュートで逃げ切った。

トンプソンは「ケビンがいないのだから、ヒューストンでの試合では完璧なプレーが求められる」とコメント。ステフィン・カリーも「あと1勝、なんとしてでもつかまないといけない」と語った。

昨年のカンファレンス・ファイナルでは、2勝2敗で迎えた第5戦でロケッツが勝利して王手をかけたが、同試合でクリス・ポールがハムストリングを痛め、その後の2試合を欠場した。その結果、ウォリアーズが第6戦から連勝してNBAファイナルに勝ち進んだ。今回はその逆のパターンになりかねない。このシリーズはもちろん、その後の戦いにおいても、デュラントの状態がウォリアーズに与える影響は少なくない。

ロケッツが勝って『GAME7』にまでもつれるか、それともウォリアーズが勝ちきるか。デュラントのコンディションも含めて、ヒューストンでの第6戦に注目したい。