楽天―ソフトバンク7  9回、サヨナラ2点二塁打を放ち、ガッツポーズの楽天・辰己=楽天生命パーク【写真提供:共同通信社】

■辰巳涼介(東北楽天)
○8-7vs福岡ソフトバンク(楽天生命パーク)
打撃成績/二安、空三振、左安、空三振、中2②

 東北楽天の辰巳涼介が、8日の福岡ソフトバンク戦で劇的なサヨナラ打。4回表を終了して0対7という劣勢を跳ね返す大逆転劇を締めくくる一打を放った。

 野球で最も面白いと言われるルーズベルト・ゲームのスコアでも、最高に劇的な展開の決着となった。4回、5回で計3点を返すと、8回にも2点を奪って2点差で最終回へ。1死満塁からブラッシュのタイムリーで1点差とすると、最後は辰巳が森田唯斗の145キロのストレートを弾き返してセンターオーバーの2塁打。これが自身人生初というサヨナラ打となり、「ずっと得点圏で打てていなかったが、ものすごい声援が後押ししてくれた」と辰巳。ホームの観衆に感謝した。

 立命大でリーグ歴代2位となる通算122安打を記録し、大学ナンバーワン外野手としてドラフト1位で入団した辰巳。1年目から開幕一軍入りを果たし、ライトのレギュラーとして起用されたが、打撃不振で4月中旬に二軍落ちした。5月3日に再登録され、6日の埼玉西武戦では同点弾となるプロ初本塁打を放ち、この日のサヨナラ打で2試合連続のヒーローインタビューとなった。

 地元では初のお立ち台に辰巳は、興奮を隠せない様子で「二軍に落ちて悔しい思いをした。使ってもらっているので、なんとか結果を残したいと思っていた」と喜びを爆発させた。昨季の最下位から今季は開幕から上位争いに参戦しているチームが、首位ソフトバンク相手に劇的勝利で2位タイの座をキープした。本領発揮してきた即戦力ルーキーは「リーグ優勝と日本一、その二つを一丸となって目指していきたい」と高らかに宣言した。