西武―楽天6  プロ初完封で4勝目を挙げ、ガッツポーズする西武・今井=メットライフドーム【写真提供:共同通信社】


■今井達也(埼玉西武)
○4-0vs東北楽天(メットライフ)
投球成績/9回 被安打3 奪三振5 失点0

 埼玉西武の今井達也が5日の東北楽天戦に先発し、プロ初完封勝利でリーグトップタイの4勝目をマークした。

 9回を投げて散発の3安打。低めへの制球力と緩急を生かした投球で、東北楽天打線に三塁を踏ませなかった。「最近はブルペンの中継ぎ陣が連投で疲れていると思うので、1イニングでも長くという気持ちでマウンドに上がった」という今井。2回には連続四球で無死1、2塁のピンチを作ったが、マウンドに集まった小野投手コーチと内野陣から「アウト1個1個を丁寧に、繊細かつ大胆に」と激励を受けて立ち直った。「点を取られるまでは9回まで行くつもりだった」という言葉通り、9イニング130球を投げ切った。

 16年夏の甲子園で作新学院のエースとして優勝投手となった今井は、高卒2年目の昨季、15試合に登板して5勝を挙げた。ドラフト1位入団で次世代のエース候補として期待されている右腕が、今季は開幕から先発ローテーション入りを果たし、3年目のプロ初完封勝利は12球団を通じての「令和初完封劇」となった。

 期待の右腕の快投に、辻監督は「今年一番のピッチング。ローテの一角を全うするために、こういう投球で試合を作る責任感を持ってもらいたい」と期待を寄せた。「初めて9イニングを投げたことは自信になる」というエース候補の覚醒が、リーグ連覇を目指すチームの大きな力となる。