中日―ヤクルト7  完投で今季初勝利を挙げ、声援に応えるヤクルト・小川=ナゴヤドーム【写真提供:共同通信社】


■小川泰弘(東京ヤクルト)
○7-2vs中日(ナゴヤドーム)
投球成績/9回 被安打6 奪三振6 失点2

 東京ヤクルトの小川泰弘が3日の中日戦に先発し、9回を投げ切り6安打2失点で今季初勝利をマークした。9回の完投勝利は16年8月の読売巨人戦以来となった。

 今季は自身3年ぶりに開幕投手を任されて7回1失点と好投したが、勝ち負けは付かず、12日の読売巨人戦から自身3連敗と勝ち星から見放されていた。前回登板の広島東洋戦では8回1失点も打線の援護に恵まれず、ようやく6試合目の登板での今季初勝利となった。

 「チームも連敗していたので、なんとか止められるようにマウンドに上がった」という小川は、序盤から多彩な変化球を駆使して打たせて取る投球で、27アウト中13アウトを内野ゴロで仕留めた。8回まで3安打無失点に抑え、12球団を通じて「令和」最初の完封勝利目前の9回2死から2失点。それでも自身2年8カ月ぶりとなる完投勝利に「ひとりひとり、必死に抑えていた結果。この1カ月、本当に苦しかったので、まずはひとつ勝ててよかった」と安堵した様子だった。

 ルーキーイヤーから最多勝などタイトルを獲得したエースも、近年は右ひじ手術や不振によるリリーフ転向などもあり、3年連続で2ケタ勝利を逃している。今季は体調万全でフル回転が期待されたが、1カ月以上遅れでようやく初白星となった。現在2位と好調のチームの流れにようやく乗った右腕は「こういう勝ち方は勢いが付く。また明日から勝っていきたい」と笑顔を見せた。