2021年度から5年間、イタリアのトリノがATPファイナルズの開催地に!イタリアのトリノがATPファイナルズ2021~2025年の開催地として決定した。シーズンの最後を飾るチャンピオン大会が、…

2021年度から5年間、イタリアのトリノがATPファイナルズの開催地に!

イタリアのトリノがATPファイナルズ2021~2025年の開催地として決定した。シーズンの最後を飾るチャンピオン大会が、イタリア最大のインドア・アリーナであるパラ・アルピツアーで開催されるという発表を受けてロジャー・フェデラーやノバク・ジョコビッチなどの有名選手がこぞって祝福コメントを送った。

ロジャー・フェデラーは自身のFacebookに「ATPツアーにとってエキサイティングな新しい章の幕開けだ!」とコメント。

世界1位で、ATP選手協議会の会長であるノバク・ジョコビッチも「ATPファイナルズは我々ATPにとって最も権威のある大きな大会。伝統的にこの大会は開催地を変えながら続いており、2021年に開催地がトリノに代わることにワクワクしている。まだ数年先のことだが、選手たちも楽しみにしていることと思う。私もトリノ大会に出場できるように願っている」と発表した。

イタリアのトップ選手ファビオ・フォニーニは、「イタリアのテニス界にとって朗報だ。一年で最も大切な大会が開かれるのだからね。」「自分も2015年にダブルスで出場したけれど、みんなハッピーで楽しめる大会なんだ。自分の出身国が素晴らしい大会を更にレベルアップできるかもしれないというのは感慨深いよ」と話した。

昨年ATPファイナルズ初出場で準決勝まで進んだケビン・アンダーソンは、自身のツイッターにて「昨年の大会では、自分のキャリアの中でも最高の時間を過ごせた。おめでとうトリノ!僕も何年か(もしくは5年間全部)トリノでの大会に出場できるといいな!」とコメントを寄せた。

世界ランキング15位のクロアチア選手、ボルナ・チョリッチは「トリノに行けますように」とツイート。同選手は今年のロンドン大会出場権争いで現在16位につけている。

トリノは、2018年8月に始まり東京を含めた世界各地40都市が名乗りを上げた国際招致レースを潜り抜けて開催地に選出された。

ちなみに、会場となるパラ・アルピツアーは、2006年の五輪でアイスホッケーが行なわれた会場で、2007年のユニバーシアードの開閉会式場にもなっている。日本人建築家の磯崎新がピエール・パオロ・マッジョーラと共に設計に携わったイタリア最大の屋内競技場で、U2やマドンナなどの超有名アーティストがコンサートを行った場所でもある。この日本ともつながりのある会場で数年後、錦織圭が活躍する姿をぜひとも見たいものだ。

Photo by Clive Brunskill/Getty Images

ATP翻訳ニュース/ATPTour.com