東京六大学野球春季リーグ第3週の3回戦が行われ、慶大が4点のビハインドを序盤に背負いながらも、5回に正木智也(2年・慶應義塾)の2ランで同点に追いつくと、6回には柳町達(4年・慶應義塾)が3ラン本塁打を放って勝ち越し。慶大が法大を7対4で下して開幕週に続く勝ち点を獲得した。


慶大は4投手の継投をし最後は佐藤宏樹(3年・大館鳳鳴)が空振り三振を奪って試合を締めた


 慶大の大久保秀昭監督が開口一番に「疲れました」と苦笑いしたように、エース左腕・高橋佑樹(4年・川越東)が3回までに2本の本塁打を許し、前日に続き4点のリードを奪われる苦しい出だしだった。

 それでも2回戦の粘りがこの3回戦の勝負どころで生かされた。2回戦も序盤に4点のビハインドを背負ったものの1点差まで猛追。これにより8回から法大が1回戦で7回101球を投げたエース右腕・三浦銀二(2年・福岡大大濠)を投入。そのため、この日は同点の6回から登板した三浦が3連投になり、疲れは隠しきれなかった。そしてそれを慶大打線が見逃すことなく2安打でチャンスを作ると、最後は柳町が仕留めた。

 昨秋の同カードの3回戦は延長12回4時間45分の死闘を制して勝ち点を奪った慶大。今春も1点を争う試合となったが、全員の力を結集させた慶大が法大に再び勝ち切る結果となった。


勝利が決まりガッツポーズする柳町


■法政大vs慶應義塾大3回戦

法大 013000000=4
慶大 00103300X=7
【法】高田孝、●三浦、内沢-渡邉
【慶】高橋佑、○増居、高橋亮、佐藤-郡司

本塁打:法大・毛利《2回ソロ》安本《3回3ラン》慶大・正木《5回2ラン》柳町《6回3ラン》

◎慶大・増居翔太(1年・彦根東)
「(リーグ戦初勝利)そこまで実感はないですが、しっかり抑えることができて勝てて良かったです。ストライクゾーンで攻めて、それで打たれたら仕方ないと腕を振って投げました」

◎法大・金光興二監督代行
「あとの投手を考えた時に6回で三浦を投入することは早いかなとは思いましたが、やむなく投入しました。3連投の影響はあったと思います。(2カード目で勝ち点を落としたが)まだまだリーグ戦は続くので、どこまで踏ん張れるかだと思います」

文・写真=高木遊