9回表を終えて明大が4-0とリードしていたものの、9回裏早大に3点本塁打を浴びて1点差に。それでもリリーフした服部航平投手(政経4=浜松西)がリードを守り、今季初の勝ち点に一歩近づいた。

4・6~6・2 東京六大学春季リーグ戦(早大伏見グラウンド他)
4・27 対早大1回戦(早大東伏見グラウンド)
○明大4―3早大

 完璧な試合運びだった。3回表、高桑一真外野手(商3=日大二)の2点適時打で先制をすると、その後も「ワンチャンスをモノにできた」(千田京平主将・農4=花巻東)とその後も追加点を挙げた。投げては先発・高島泰都投手(法2=滝川西)が8回まで早大打線を無失点。「明治のペースで試合ができた」(千田)と、8回までは完璧内容で試合を優位に進めた。

 チームの危機を救ったのは復活したエースだった。明大の完勝で終わるかと思われた試合は9回裏。リリーフした槻橋駿投手(商3=生田)がいきなり3点本塁打を浴びて、1死も奪えずに降板。完全に流れが早大に傾いた。ここでマウンドに上がったのが、今季肩の故障で出遅れていたエース・服部。「自分のいない間、頑張ってくれていた後輩たちのために絶対抑えたかった」(服部)。2死一、二塁と同点のピンチを招くも、動じず最後の打者を二飛に打ち取り、チームの窮地を救ってみせた。「本当に投手リーダーとして不甲斐なかった。これからは支えられてきた分、自分が支えたい」(服部)。これまでの悔しさを晴らすエースの逆襲がここから始まる。

 リリーフ陣が課題だ。関東大会では先発投手が完投する形で接戦を制してきたが、今リーグ戦では指名打者制度がない分、代打などで投手交代が行われやすい。今試合が象徴するように終盤のリリーフ投手のできは試合の結果を左右する。「しっかり準備をして抑えてくれれば」(千田)。今リーグ戦ではリリーフ陣も多く経験を積み、全日本選手権に向けて投手陣の厚みを増したい。

[大西健太]

試合のコメント

千田

――今試合を振り返っていかがですか。

 「前半明大ペースでいけて、その結果チャンスが生まれて点を取れて、高島も頑張ってくれたので良かったです」

――ワンチャンスをモノにできていた印象がありましたが。

 「接戦になると思っていたので、ワンチャンスをモノにしようという風に声を掛け合い、みんな意識してくれていたのが結果につながりました」

服部

――今試合を振り返っていかがですか。

 「高島が踏ん張ってくれていて、最後にあのような形になってしまいましたけれど、チームとしても最後に油断があったと思います。最後にあの場面を抑えられたので、良かったです」

――どのような球が良かったですか。

 「直球が良かったと思います。変化球で打ち取ろうと思いましたけれど、中々ストライクが入らない部分があって、そこで吹っ切れて思いっきり直球を投げられたのが良かったです」

高島

――左打者のインコースの球が良い印象でしたが。

 「左打者のインコースはかなり自分の中でも自信のある球なので、それで見逃し三振や打ち取ることができたので良かったです」