写真:早田ひな(左・日本生命)と伊藤美誠(スターツ)/撮影:田村翔(アフロスポーツ)

<2019世界卓球選手権大会・個人戦(ハンガリー・ブダペスト) 2019年4月21日~4月28日>

27日、世界選手権の女子ダブルス準決勝が行われ、メダルを確定させた日本人ペアによる対戦が実現した。早田ひな(日本生命)/伊藤美誠(スターツ)ペアが、カットマンの佐藤瞳/橋本帆乃香(ともにミキハウス)ペアを下し、日本人ペアとして48年ぶりの決勝進出を果たした。

第1ゲーム0-0、橋本のロングサーブが早田のミスを誘ったことを皮切りに、佐藤/橋本が5連続ポイントでリードを広げる。一方の早田/伊藤も食らいつき、遅めのボールでしっかり繋いで逆転。早田/伊藤が11-9で1ゲームを先取した。

第2、第3ゲームは佐藤/橋本が変化の大きいカットや、チャンスを逃さない攻撃でポイントを重ね、早田/伊藤を翻弄。佐藤/橋本がともにデュースで2ゲームを返してリードした。

流れを変えたい早田/伊藤は、第4ゲームからは速めのボールをミドルに打つ展開を増やす。カットマンに対するミドル攻めは王道の戦術であるが、この戦術変更が功を奏し、流れは早田/伊藤に傾いた。早田/伊藤が11-5でゲームカウントを2-2のタイに戻すと、続く第5ゲームも11-5で奪い、勝利に王手をかけた。

第6ゲームも流れは変わらず、早田/伊藤がリードを広げる。橋本の攻撃で応戦する場面もあったが、最後は伊藤の高速ドライブが佐藤のバックを打ち抜き、早田/伊藤ペアが喜びのハイタッチを交わした。

早田/伊藤組は決勝に進出し、52年ぶりの金メダルをかけて孫穎莎/王曼ユ(中国)と対戦する。注目の決勝は、現地時間28日14時30分(日本時間21時30分)から始まる。

早田/伊藤のコメント

試合後、早田は「4ゲーム目からしっかり足を動かしていこうと話して、良くなった。大会初日から1試合ずつの世界選手権。明日も同じ。決勝とは思わないで戦いたい」と話し、伊藤は「決勝は最後の1試合なので出し切りたい。最後は笑顔で終わりたい。試合を楽しみ、自分たちらしいプレーをしたい」と意気込みを語った。

早田/伊藤は、試合後も決勝に向けて練習すると言い、足早にミックスゾーンを後にした。

佐藤/橋本のコメント

佐藤は「勝てるチャンスがあったので悔しい。相手の引き出しが多く、そこについていけなかった。それまでループから攻めてきたのが、4ゲーム目からはリズムを変えて速い攻めが増えて対応できなかった。内容と結果が伴った大会だったので、今後自信を持って戦いたい」と試合を振り返りながらも、今大会の結果に手応えを感じた。

ペアを組んだ橋本も「今までは3回とも0-3で負けていた。今日は2ゲーム取れたので今までで一番チャンスがあった。1本目のサーブを思い切って長く出して相手の待ちが外れたのでサーブが効いた。1ゲーム目、リードから勝ちきれなかったのが大きい。今回はダブルスのみの出場で大きな舞台を経験できた。次はシングルや団体に出られるように、この経験を活かしてこれから頑張りたい」と今後に向けて前向きに語った。

試合のスコア

<混合ダブルス 準決勝>
早田ひな/伊藤美誠 4-2 佐藤瞳/橋本帆乃香
11-9/10-12/14-16/11-5/11-5/11-7

文:ラリーズ編集部