開幕カードの東大戦を2連勝で飾り、良いスタートを切った法大。次なる相手は昨季、唯一勝ち点を逃した慶大だ。昨年からメンバーがほとんど変わらず、実績のあるメンバーがずらりと並ぶ今季の慶大。間違いなく今季の優勝候補の筆頭として挙げられている。法大にとっては早くも迎えた『山場』。今季はどのような戦いを見せてくれるのだろうか。

展望

開幕戦の東大戦を2連勝で飾り、スタートダッシュを決めた法大。次なる相手は昨季、唯一勝ち点を逃した慶大だ。今季の優勝候補として筆頭に上がるのがこのチーム。間違いなく「前半の山場」と言えるだろう。

まず、投手はエースの高橋佑樹が第1戦の先発候補として名前が挙がる。立大戦では7回無失点と本来の力を存分に出しており、今年も打ち崩すことは相当難しいだろう。直球のスピードは目を見張るほどではないが、制球と変化球のキレは六大学随一。テンポよく抑えられ、流れをつかめないまま終わってしまうということは避けたい。さらに、第2先発としては木澤尚文が濃厚だ。主将の郡司裕也からも期待値が高く、高橋佑とは打って変わって150㌔近い直球で押してくるタイプ。この両投手をどう打ち崩すか。今季の法大打線の真価が問われることになるだろう。さらに、中継ぎ陣も万全だ。昨年からフル回転で活躍している高橋亮吾を始め、立大戦ではルーキーの増居翔太が早くもデビューを果たしている。先発陣を打ち崩すだけではなく、その次に出てきた投手をどう捉え、追加点を取っていくかも勝利への鍵となるはずだ。

第1戦は高橋佑の先発が予想される

打線は実績を積んだメンバーがずらりと並び、まさに抜け目がない。100安打を目前に控えた柳町達は1番に座り、立大とのカードでは早くも5安打を記録。良い状態で法大とのカードに乗り込んできている。さらに、3番の中村健人、4番の郡司、5番の正木智也と強力な右打者が続く。下位打線にも嶋田翔といった長打力のある打者が座り、まさに『どこからでも点が取れる』打線だ。しかし、法大投手陣も負けず劣らずの実力を持っていることは間違いない。去年とあまり変動がないだけに、データは充分にあるはずだ。しっかりと弱点を突き、丁寧な投球をすれば最少失点に抑えられるだろう。

前カードの東大戦では守備面で課題が露呈した法大。この2週間でそれをどう克服したかも注目だ。一方で、打線の調子は好調。左投手を相手とする可能性が高いため、伊藤寛士(文4)、安本竜二(営4)などの右打者の活躍に期待したい。優勝に向けた『前半の山場』。厳しい戦いになることは間違いないが、泥臭く、なんとしても「勝ち点1」を奪取してほしい。
(山﨑有馬)