31日、ソフトバンクは育成3年目の捕手・張本優大(はりもと・まさひろ)を支配下登録したことを発表した。■強肩強打の捕手として期待される張本、「1日も早く1軍の舞台で」 31日、ソフトバンクは育成3年目の捕手・張本優大(はりもと・まさひろ)を…

31日、ソフトバンクは育成3年目の捕手・張本優大(はりもと・まさひろ)を支配下登録したことを発表した。

■強肩強打の捕手として期待される張本、「1日も早く1軍の舞台で」

 31日、ソフトバンクは育成3年目の捕手・張本優大(はりもと・まさひろ)を支配下登録したことを発表した。

 大阪府豊中市出身の張本は、佛教大学から2012年の育成ドラフト4巡目で入団。入団時から強肩強打の捕手として期待されていた。新しい背番号は「77」。

 真っ黒に日焼けした顔で会見に臨んだ張本は「1日も早く1軍の舞台で活躍できるように努力したい」と抱負を語った。

「今年は“勝てる配球”を目指して取り組んできた。1日1日成長できている実感はある。1年目、2年目よりも投手や野手とコミュニケーションが取れるようになったことが今の結果につながっていると思う。まだまだすべてにおいてレベルアップしないといけない」

■次世代の正捕手争いはますます激化へ

 ソフトバンクの捕手は、細川亨、鶴岡慎也、現在故障中の高谷裕亮と30代半ばトリオが主力。開幕マスクの斐紹、現在1軍の拓也など、若手捕手の育成が大きな課題となっている。張本の支配下登録によって、次世代の正捕手争いはまずます激化するはずだ。

「支配下になったことで責任も大きくなるし、求められるレベルも高くなる。それに応えられるように努力していきたい。いずれは細川さんのように存在感があって、チームから信頼される捕手になりたい」と張本。

 支配下登録されて1軍に上がる権利を得た張本は「シーズンも残り2か月ある。少しでも1軍に食い込めるようにがんばって、チームの優勝争いに貢献したい」と目を輝かせた。

藤浦一都●文 text by Kazuto Fujiura