広島―中日4  中日にサヨナラ勝ちし、ファンの声援に応える広島・小窪=マツダ【写真提供:共同通信社】


■小窪哲也(広島東洋)
○3×−2 vs中日(マツダスタジアム)
打撃成績/空三振 中安 遊ゴロ 右安①

 広島東洋の小窪哲也が23日の中日戦で値千金のサヨナラ打を放ち、チームを今季初の5連勝に導いた。

 2対2の同点で迎えた9回裏、2死満塁から打席に入った。対するは中日2番手のR.マルティネス。「前の打席チャンスで打てなかったので、正直あまり覚えてないですけど、思い切り行こうと思いました」と1ボールからの2球目、高めの147キロの高めのストレートに反応。雨の中、詰まりながらもしぶとくライト前に弾き返した。

 プロ12年目の34歳にとって、これが自身初のサヨナラ打。大歓声の中でのお立ち台で「悪天候なのは相手も同じ状況でしたが、雨にも関わらずたくさんのファンの人に応援してもらって、本当に背中を押されました」とファンに頭を下げると、「ピッチャーも頑張ってくれていて、何とか野手陣がもっと早く点を取れればよかったんですけど、なかなか点の入らない中で、みんなで我慢して勝った試合だと思います」とチームメイトも賞賛。4番・鈴木誠也がスタメンから外れた中、2017年まで選手会長を務めた影のリーダーが、執念の一打を放った。

 これでチームは5連勝。最大8あった借金を3まで減らして4位タイに浮上した。殊勲のベテランは、「一戦一戦、目の前の試合を全力で頑張っていきたいと思いますので、みなさん引き続き熱い声援よろしくお願いします」と熱く、ファンに誓った。