■「ATP1000 モンテカルロ」(モナコ・モンテカルロ/4月14~21日/クレーコート)20日の大会7日目。男子シングルス準決勝で、第2シードの世界2位ラファエル・ナダル(スペイン)が第13…

■「ATP1000 モンテカルロ」(モナコ・モンテカルロ/4月14~21日/クレーコート)

20日の大会7日目。男子シングルス準決勝で、第2シードの世界2位ラファエル・ナダル(スペイン)が第13シードの世界18位ファビオ・フォニーニ(イタリア)と対戦。4-6、2-6のストレートでナダルが敗れ、決勝進出はならなかった。

両者は過去に14戦しており、ナダルから見て11勝3敗と大きく勝ち越していた。また、フォニーニに敗れたのは2015年の「全米オープン」以来、約3年半、6試合ぶりとなった。

第1セットは3度のブレークを許し落としたナダル。続く第2セットではフォニーニに第1ゲームから3つのブレークを含む5ゲームを連取され、一気に追い込まれる。その後、一度はブレークバックに成功したが、ナダルの反撃はここまで。ストレートで敗れ、準決勝で姿を消すこととなった。

ナダルは同大会4連覇、12度目の優勝を賭けて臨んでいたが、フォニーニの勢いの前に屈した。また、勝利したフォニーニは自身初となるマスターズ1000の決勝進出となる。

ATP(男子プロテニス協会)公式サイトによると、試合後にナダルは「おそらくクレーではこの14年で最悪の試合の一つだった。今日、僕は自分よりも優れたプレイヤーと対戦したので、負けて然るべきだった」と語った。

もう一方の準決勝では、第10シードの世界14位ダニール・メドベージェフ(ロシア)が世界48位のドゥサン・ラヨビッチ(セルビア)と対戦。メドベージェフが5-7、1-6で敗れた。

メドベージェフは今大会3回戦で世界8位のステファノス・チチパス(ギリシャ)を、準々決勝では世界1位のノバク・ジョコビッチ(セルビア)を撃破。一方のラヨビッチは、3回戦で次世代のクレーキングと目される第4シードのドミニク・ティーム(オーストリア)を破っていた。

勝利したラヨビッチは決勝で、お互い自身初のマスターズ1000優勝をかけてフォニーニと対戦する。

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【4月20日 主な試合結果】

◆「ATP1000 モンテカルロ」

男子シングルス準決勝

〇[13]ファビオ・フォニーニ(イタリア)6-4、6-2 ●[2]ラファエル・ナダル(スペイン)

〇ドゥサン・ラヨビッチ(セルビア)7-5、6-1 ●[10]ダニール・メドベージェフ(ロシア)

男子ダブルス準決勝

〇ロビン・ハッサ(オランダ)/ヴェスレイ・クールホフ(オランダ)7-6(4)、6-4 ●[3]ジェイミー・マレー(イギリス)/ブルーノ・ソアレス(ブラジル)

〇[7]ニコラ・メクティッチ(クロアチア)/フランコ・シュクゴール(クロアチア)6-4、6-3 ●マッシモ・ゴンサレス(アルゼンチン)/ホレイショ・ゼバロス(アルゼンチン)

(テニスデイリー編集部)

※写真は「ATP1000 モンテカルロ」でのナダル

(Photo by Clive Brunskill/Getty Images)