「ATP1000 モンテカルロ」(モナコ・モンテカルロ/4月14~21日/クレーコート)の大会7日目、男子シングルス準決勝で、第2シードの世界2位ラファエル・ナダル(スペイン)が第13シードの…

「ATP1000 モンテカルロ」(モナコ・モンテカルロ/4月14~21日/クレーコート)の大会7日目、男子シングルス準決勝で、第2シードの世界2位ラファエル・ナダル(スペイン)が第13シードの世界18位ファビオ・フォニーニ(イタリア)と対戦。4-6、2-6のストレートでナダルが敗れ、準決勝敗退となった。試合時間は1時間36分。

両者は過去に14戦しており、ナダルから見て11勝3敗と大きく勝ち越していた。また、フォニーニに敗れたのは2015年の「全米オープン」以来、約3年半、6試合ぶりとなった。

第1セット、いきなり第1ゲームで15-40と2本のブレークポイントを握られたナダル。一旦はしのいだものの、5度のデュースの末にブレークを喫してしまう。第2、第4ゲームでブレークに成功し、1ブレークアップとしたが、直後にブレークバックされる。そして終盤、第9ゲームでフォニーニに再びブレークを喫すると、そのまま第10ゲームでチャンスを作ることができず、4-6で第1セットを落とした。

続く第2セットではフォニーニに第1ゲームから3つのブレークを含む5ゲームを連取され、追い込まれるナダル。ゲームカウント0-5で迎えた第6ゲームで意地を見せ、3本のマッチポイントをしのいでブレークバックに成功したものの、ナダルの反撃はここまで。第7ゲームをキープするも第8ゲームでフォニーニからブレークを奪うことができず、2-6で第2セットを続けて落とし、ナダルは準決勝で姿を消すこととなった。

敗れたナダルは同大会4連覇、12度目の優勝を賭けて臨んでいたが、フォニーニの勢いの前に屈した形となった。また、勝利したフォニーニは自身初となるマスターズ1000の決勝進出となる。

勝利したフォニーニは決勝で世界48位のドゥサン・ラヨビッチ(セルビア)と対戦する。ラヨビッチは第10シードの世界14位ダニール・メドベージェフ(ロシア)を破っての勝ち上がり。

(テニスデイリー編集部)

※写真は「ATP1000 モンテカルロ」でのナダル

(Photo by Clive Brunskill/Getty Images)