写真:よしもとクリエイティブ・エージェンシーチームの面々。(左から)鬼越トマホーク 金ちゃん、バイク川崎バイク、やさしいズ 佐伯、空気階段 もぐら/撮影:ラリーズ編集部

4月14日、北沢タウンホール(東京都世田谷区)で開催された「芸人卓球2019」。卓球とお笑いを愛する芸人が集い、誰が一番卓球が強く面白いかを決める事務所対抗の同大会。前回の記事では1回戦敗退チームのコメントを紹介したが、今回は準決勝以降の敗退チームと、優勝したよしもとクリエイティブ・エージェンシーチームのコメントを紹介したいと思う。

マセキ芸能社

まずは、準決勝でワタナベエンターテインメントに敗北したマセキ芸能社チームのコメントから。




写真:(左から)モグライダー芝、ニッキューナナ 峯、ぷらんくしょん ぐっち、めろんぱん 稲倉、エル・カブキ エル上田/撮影:ラリーズ編集部

エル・カブキ エル上田(以下、上田):
朝日新聞じゃないでしょうね?

――全然違います。試合はいかがでしたでしょうか?

モグライダー芝(以下、芝):
僕はリーダーと言いつつ出なかったんでやってんのを見守るだけだったんですが、感動するくらい本格的でうれしくなってしまいましたねえ。
峯:
リーダー……。
芝:
峯……。あと、ぐっちが唯一未経験者だったんですけど、見てる限りはみんなに全然引けを取らないくらいで。
ぷらんくしょん ぐっち(以下、ぐっち):
リーダー……。
芝:
峯……。
ぐっち:
なんでですか(笑)。私でしょ!

――1回戦突破して準決勝の敗因は?

上田:
専門的なことを言うと、やっぱりサーブレシーブですかね。あのね、ブランクで一番厳しいのはサーブレシーブだと思いますね。みんな学生時代にやってたけど、久々にやるわけじゃないですか。横回転ほど憎いものはないです。
芝:
タイプ的に、(ワタナベチームの)たんぼは?
上田:
カットマン。守備型なんです。
芝:
うちは、みんなはどんな感じだったの?
上田:
映画「ピンポン」で言うところの、俺はペコだね。窪塚! たんぼがスマイルだね。「ピンポン」に出てくるんだけど。
ぐっち:
スマイル? あの、「ピンポン」で喩えるのやめてもらっていいですかね(笑)。
上田:
でも、ぐっちは未経験者ながら今回、卓球教室に通ってくれて。
ぐっち:
通いましたね。トータル1万円近く使いました。

――今後、もしこのような大会が開かれるとして、次に向けて調整をしていきたいポイントがあれば教えてください。

峯:
やっぱ7点だと1点が重すぎてラケットを思いっきり振れないんですよね。
上田:
つっつき勝負のね。「中学の地区大会か」みたいなね。フォア側に来たら打てよとか、学生時代は先生に怒られるもんですよ。
ぐっち:
あと、(ステージ側に立てかけてある)階段じゃないですか?
上田:
マジで。僕は昔の戦術なんで、ペン表・回り込みしかなかったんで、階段があって狭かったっていうのは正式にクレーム入れたいです(笑)。
芝:
悪条件だったですかね、うちには。やっぱり高いレベルになるほど、細かなところに出てくるもんですから。

――ありがとうございます。

芝:
記事になるんですか、「クレーム入れたい」って言ってて(笑)。

浅井企画

続いて、準決勝でよしもとに負けた浅井企画チーム。




写真:(左から)ニュークレープ リーダー、上木恋愛研究所 ロマンス河野、ジュウジマル 橋口、サニーテンポ 小島聖吾/撮影:ラリーズ編集部

――試合終えていかがですか?

ニュークレープ リーダー(以下、リーダー):
みんな、すごくよく戦ってくれたので、悔しいけど良かったよ。
ジュウジマル 橋口(以下、橋口):
なかなか緊張感ある中でやることがないので。
サニーテンポ 小島聖吾(以下、小島):
この場所は魔物だね。
橋口:
あと、7点というのが力出せずに終わる感じが悔しいですよねえ。

――練習はされたんですか?

リーダー:
いい卓球場を見つけたんで、そこで仲良くなったおばちゃんのためにも勝ちたかったんだけどなあ……。
橋口:
今日も朝8時に集合して2時間やって。
リーダー:
疲れちゃったんですよ。
橋口:
言い訳がダサすぎる(笑)。

――敗因は?

リーダー:
敗因は、やっぱり小島じゃないですかね?
小島:
(笑)
橋口:
勝てたもんね。
小島:
そうですね。正直、勝てる試合ではありましたよね(笑)。
橋口:
小島は本当にこの中で一番うまいんです。ドライブがめっちゃ得意なんですけど、それが今日は全然打てなくて。打ててたら絶対入ってたのが3本くらいあったんで、それが入ればもうちょっといい試合になったのかなあと。

――じゃあ、敗因は……

一同:
小島です。
橋口:
紐解いていくと、やっぱり小島でしたね。
上木恋愛研究所 ロマンス河野:
もっとできたな。

――今後、もしこのような大会が開かれるとして、次に向けて調整をしていきたいポイントがあれば教えてください。

リーダー:
逆に、今「ある」って決めてくれたら毎日練習するんで。
橋口:
で、小島を抜くっていう形で。
小島:
いや、俺抜けるんかいっ!
リーダー:
一旦。戒めだから、これは(笑)。
小島:
うそでしょ? 第3回、がんばります。

ワタナベエンターテインメント

決勝でよしもとに敗北するも準優勝に輝いたワタナベエンターテインメントチームのコメント。




写真:(左から)バッドナイス常田、土佐兄弟 卓也、土佐兄弟 有輝、新作のハーモニカ たんぼ/撮影:ラリーズ編集部

――試合が終わりましたけど、いかがでしたでしょうか?

バッドナイス常田(以下、常田):
やっぱ、エースのたんぼ君が柱となって決勝まで連れてきてくれたと。それに尽きましたね。
土佐兄弟 有輝(以下、有輝):
彼に連れてきてもらいましたね。
土佐兄弟 卓也(以下、卓也):
正直、1回戦始まる前までは「これ、どうなのかな?」と。僕ら土佐兄弟に関しては素人に毛も生えてないくらいなので「もしかしたら1回戦で負けちゃうかな」と思ったんですけど、意外にたんぼに引っ張ってもらって。

――皆さんで練習はされたんですか?

新作のハーモニカ たんぼ(以下、たんぼ):
1回もしてないです。
常田:
個々にやって。でも、土佐兄弟君も俺も、なんかいいとこ出たよね?
卓也:
試合の中で成長できた感じですよね。

――決勝で負けてしまいましたけど、敗因は?

有輝:
敗因はたんぼ君をフルターボで使っちゃったので、そこでしょうね。1回休ますべきでしたよね。
卓也:
4戦目のダブルスはたんぼじゃなく、常田さんと土佐兄弟のどっちかで行ったほうが良かったというのが敗因かなと思いますけど。
たんぼ:
いや、常田さんと僕のダブルスは良かったので、それで取れなかったのはもったいなかったですね。(決勝はよしもとの金ちゃん&もぐらペアに敗退)
常田:
ちょっと、たんぼ君に背負わせ過ぎました。

――今後、もしこのような大会が開かれるとして、次に向けて調整をしていきたいポイントがあれば教えてください。

常田:
もう、俺と土佐兄弟君の底上げか?
卓也:
最優先事項はそこだと思います。
常田:
結束は強いっす。
有輝:
たんぼ、お疲れ!
たんぼ:
とんでもないです。皆さん、お疲れ様でした!

よしもとクリエイティブ・エージェンシー

最後に、今大会で優勝を果たしたよしもとチームの優勝コメントを。




写真:(左から)鬼越トマホーク 金ちゃん、バイク川崎バイク、やさしいズ 佐伯、空気階段 もぐら/撮影:ラリーズ編集部

――皆さん、優勝おめでとうございます! 試合終えていかがですか?

バイク川崎バイク(以下、川崎):
非常に達成感が。やっぱり、何かで優勝することが人生に1回あるってすごいことなんで。優勝できずに死ぬ人多いから……
鬼越トマホーク 金ちゃん(以下、金ちゃん):
そんなことないと思いますよ。1回ぐらいはあるんじゃないですか(笑)?
川崎:
でも、こういうチームで優勝って学生時代以来の経験というか。
金ちゃん:
予想以上にうれしいですね、マジで(笑)。
川崎:
ホンマの卓球もそうなんですけど、個人戦より団体戦のほうが見てまうやんか? 絆ができました。僕たち、かけがえのない、ベストフレンドでした。
一同:
BKB、ヒィ~ヤ!
川崎:
僕が先輩なんで言うこと聞いてくれるんで、本当良かったです。
金ちゃん:
でも、本当に兄さんのおかげで。練習誘ってくれて一つにしてくれたのは兄さん!

――練習はどれくらいされたんですか?

川崎:
これがねえ、正直なことを言うと2時間を1回だけやっただけなんですよ。
やさしいズ 佐伯(以下、佐伯):
おとといね。
川崎:
僕は定期的にやってるんで、この3人のブランクがすごいんで「1回はやっとこう」ということで。直前がいいじゃないですか? だから、1週間以内のどこかで。みんな忙しいんでスケジュールが全然合わんくて。もぐら君なんて携帯代払ってなくて途中で止まって連絡がつかへんみたいな状況になって(笑)。
空気階段 もぐら(以下、もぐら):
今も持ってないです。
川崎:
忙しいというか、連絡が取られへん。もぐらとどうやって連絡を取る? とかになったんですけど、おとといに練習できたんで。思ったより今日は良かったです。金ちゃんともぐらのダブルスが。
金ちゃん:
意外とイケたねえ?
もぐら:
イケましたねえ。

――勝因は?

金ちゃん:
やっぱり、捨て試合で1試合目に佐伯を出して自分たちを追い込ますっていう(笑)。
川崎:
だって、全部1戦目取られてますからね(笑)。
佐伯:
僕、本当、何しに来たかわからないです。
川崎:
佐伯のおかげでほぐれてんねん、みんなが。ほぐれてるし追い詰められてるから、「おっ!」ってふんどしを締めてんねん。
もぐら:
将棋でも飛車を歩に取られて捨てたりとか。
佐伯:
あんま「捨て」って言わないで(笑)。
金ちゃん:
みんなが勝つためには必要。
川崎:
まさに、やさしいズ。佐伯が勝因ですね。あと、佐伯以外が結構強かったっていう。
金ちゃん:
シンプルに(笑)。

――今後、もしこのような大会が開かれるとして、次に向けて調整をしていきたいポイントがあれば教えてください。

川崎:
これは、ディフェンディングチャンピオンという扱いになるんですかね。必ずオファーは来るよね? そこで佐伯君がいないかどうかは今のところ……
もぐら:
削るでしょ、その感じ(笑)。
金ちゃん:
ただ、増やすっていうのもあるんです。別に4人でいる必要ないんだから。
もぐら:
だって、今大会は6人のチームとかいましたもんね。
川崎:
正直、メチャクチャ疲れてる、俺は。
金ちゃん:
よしもとには芸人が6000人くらいいるんで。横澤夏子とか、メチャクチャうまい奴もいますから。
川崎:
実はまだ世に名前出てないだけでめっちゃうまい奴もいるんすよね。
もぐら:
新メンバーを加えてまた来たいですよね。ラフレクランのきょんとかうまいし、その辺も。

――じゃあ、メンバー構成も含めて次回に備えるという(笑)。

佐伯:
なんで、あなたがそんなこと言うんですか。インタビュアー側が「やめろ」みたいなことを。
金ちゃん:
やめろ、佐伯! 1勝もしてねえんだから(笑)。あんま言うな。
佐伯:
そうか。俺、1勝もしてねえわ。
川崎:
この後、夜に佐伯はコントライブがあるから気が気じゃないんです。
もぐら:
ネタ覚えたいんだろ(笑)。
佐伯:
ネタを覚えたい。

一様に卓球への情熱が高い芸人たちであったが、試合後のコメントに関しても本気。まさに、誰が一番卓球が強く、そして面白いかを決める大会だった。

文:寺西ジャジューカ