「ATP1000 モンテカルロ」(モナコ・モンテカルロ/4月14~21日/クレーコート)の大会4日目、男子シングルス2回戦で第5シードの錦織圭(日本/日清食品)が世界49位ピエール ユーグ・エ…
「ATP1000 モンテカルロ」(モナコ・モンテカルロ/4月14~21日/クレーコート)の大会4日目、男子シングルス2回戦で第5シードの錦織圭(日本/日清食品)が世界49位ピエール ユーグ・エルベール(フランス)と対戦。錦織は5-7、4-6のストレートで敗れた。
錦織はこれで3月の「ATP1000 インディアンウェルズ」2回戦で勝利して以降、3連敗。約1ヵ月勝利から遠ざかっている。
この試合で目立った錦織の数字はブレークポイントのチャンスでの勝率だ。第1セットでは6本、第2セットでも4本と合計10本のチャンスがありながら、1本も取ることができなかった。
一方ピンチでは、粘ることができず3本中2本決められた。錦織のサーブでのポイント確率は、ファーストが67%、セカンドでも60%と低すぎるわけではなく、数少ないピンチでの1本が勝負を分けた。
ただ、4本以下のラリーであるショートポイントでは錦織が37ポイント獲得したのに対し、エルベールが53ポイントと大きな差がついた。エルベールはサービスエースやサーブでのフリーポイントが多かったのに対し、錦織は楽にポイントを獲得する場面が少なく、プレッシャーがかかっていたともいえる。
さらにウィナーの数でも錦織が14本に対し、エルベールは31本と2倍の差がついた。
錦織の次戦は来週開催の「ATP500 バルセロナ」の予定。まずは連敗を止めて調子を取り戻すことを期待したい。
【錦織 対 エルベール 主なスタッツ】
◆錦織
サービスエース 2本
ダブルフォルト 1本
ファーストサーブ成功率 71%
ファーストサーブポイント獲得率 67%
セカンドサーブポイント獲得率 60%
ブレークポイント勝率 0/10
ウィナー 14本
アンフォーストエラー 25本
◆エルベール
サービスエース 7本
ダブルフォルト 2本
ファーストサーブ成功率 58%
ファーストサーブポイント獲得率 81%
セカンドサーブポイント獲得率 58%
ブレークポイント勝率 2/3
ウィナー 31本
アンフォーストエラー 25本
(テニスデイリー編集部)
※写真は「ATP1000 モンテカルロ」での錦織
(Photo by Clive Brunskill/Getty Images)