最終調整に入った。昨年甲子園を湧かせた大阪桐蔭から2人を新戦力として迎え入れた。既にオープン戦で活躍を見せ、先輩が気を抜こうものならスタメンを奪わんばかりの気迫だった。初戦の対戦カードは慶大。昨年春季は優勝、秋季は3位という強豪校だ。やはり…

最終調整に入った。昨年甲子園を湧かせた大阪桐蔭から2人を新戦力として迎え入れた。既にオープン戦で活躍を見せ、先輩が気を抜こうものならスタメンを奪わんばかりの気迫だった。

初戦の対戦カードは慶大。昨年春季は優勝、秋季は3位という強豪校だ。やはり注意すべき選手は郡司裕也(4年=仙台育英)だろう。侍ジャパン大学代表として出場したFISU世界大学野球選手権大会では、13打数7安打3打点、打率.287をマークしている。世界を相手にこれだけの記録を出せる選手はとても恐ろしい。この記録を見て分かる通り郡司はコンスタントに安打を稼げる選手と言える。


全力投球をする田中誠(コ4=大阪桐蔭)

立大の大きな強みといえば厚い投手陣だろう。田中誠や中川(コ3=桐光学園)や川端(コ2=秀岳館)など2枚看板に留まらず、3枚看板で春のリーグ戦に望む。田中誠のリーグ通算成績は36試合、防御率2.20、奪三振159、四死球51。3年春の成績だけにフォーカスしてみると6勝1敗、防御率1.16という素晴らしい結果を残している。秋シーズンでは左ひじをけがしながらの登板で本調子ではなかった。春は完治したその腕で猛威を振るってほしい。

「慶大と変に後ろで当たるよりは1発目から全力で臨めるほうが良い。勝てば勢いで優勝できる」(藤野)まさにそのとおりだと思う。一昨年の春季リーグ優勝したときも慶大からだけは勝ち星を取ることができなかった。その悔しさを選手たちは鮮明に覚えており、慶大を倒して軽快な開幕を飾って欲しい。

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      (4月12日 川合晟生)