穏やかな日差しの中行われた関東学生リーグ戦(リーグ戦)の第2戦。早大は難敵、明大と対戦した。序盤の50メートルではリードするも、6エンド目に逆転されると、後半の30メートルで追いつくことはできず、リーグ戦初黒星を喫した。 前半、好調だった…

 穏やかな日差しの中行われた関東学生リーグ戦(リーグ戦)の第2戦。早大は難敵、明大と対戦した。序盤の50メートルではリードするも、6エンド目に逆転されると、後半の30メートルで追いつくことはできず、リーグ戦初黒星を喫した。

 前半、好調だったのは先週の東大戦でもチーム2位の成績を残した市川遼治(スポ3=群馬・高崎商大付)だった。「今できることはやれたかな」と語った市川がチームをけん引すると、同じく先週、絶好調だった棚田歩(スポ3=北海道・帯広三条)も好調を維持し、高得点をマークした。


先週に引き続き好調だった棚田

 明大に逆転され迎えた後半。早大はなんとかして追いつきたかったが、なかなか差を縮めることができない。市川、棚田が30メートルのすべてのエンドで55点以上射つなど、中心に矢を集めたが、明大も実力を発揮し、惜しくも敗戦となった。


前半好調を見せた前田

 接戦となることが予想されていたこの試合。市川は「明治の応援の盛り上げ方とかで雰囲気がよかった」話し、「早稲田としてもいつもは点数が出せる人が向こうの応援に圧倒されたりで、試合に飲み込まれてしまった選手が多かった」と振り返った。早大も応援や部の雰囲気がよいチームであるだけに、今後に向けてさらなる改善が必要になってくるかもしれない。2年生ながらリーグ戦の出場機会を得た前田悠汰(社2=東京・早大学院)は50メートルで297点を出すも、「焦りは結構ある試合だった」と話し30メートルでは得点を伸ばすことができず、トータル625点で試合を終えた。「いつも通りの点数は出せなかった」この日、目標としていた650点には届かなかったが、今後の試合での達成を誓った。次戦の相手、拓大も難敵であり、厳しい戦いは続く。この日見つかった課題に取り組み、次は勝利を飾りたい。

(記事 岡秀樹、写真 鈴木隆太郎)

結果

  
早大3819-3838明大

コメント

市川遼治(スポ3=群馬・高崎商大付)

――今日の試合を振り返って

個人的には今できることは試合に出せたと思えます。ただ練習ではもっと点数が出せるかなと思うので、もっと射形を磨いて点数を出してチームに貢献したいと思います。

――どのようなことを意識してプレーされていましたか

いつも意識してることは変わらなくて、練習で意識してることを試合でも変わらず意識して、自分のできることを最後まで集中しようとしていました。

――得点がトータル1位と個人としては好調のように思われたが

今できることはやれたかなと。ただもっと点数をとれるところはあったので、そこは今後の練習で詰めていきたいです。

――今日の試合は接戦でしたが

明治とは試合が始まる前から接戦だろうと思ってて。敗因としては明治の応援の盛り上げ方とかで雰囲気が良かったというのもあって。早稲田としてもいつもは点を出せる人が向こうの応援に圧倒されたりで試合に飲まれてしまった選手が多かったなと。

――今後に向けての意気込みをお願いします

リーグ戦はあと4戦続くんですけど、点数の面でも、存在としての面でも常にチームを引っ張っていけるようなパフォーマンスをしていきたいと思います。

前田悠汰(社2=東京・早大学院)

――今日の試合を振り返って

今日はいつも通りの点数は出せなかったんですけど、リーグ戦の出場機会が得られたということで一つの経験にはなったかなと思います。

――今日の試合に向けて目標にしていたことは

今日はショートハーフで650点を出して、チームの点数を上げられるメンバの一人になりたいなとは思ってたんですが達成できなかったので、次までに今日見つけた課題を整理して頑張りたいと思います。

――今日の試合はかなりの接戦でしたが

50メートルの途中で何点差かを聞いて、これは頑張らなきゃなとは思ったんですが、30メートルで外してしまって…。焦りは結構ある試合でした。

――今後に向けて一言

今後の試合もバンバン出ていきたいので、650点目指して頑張ります。