写真:丹羽孝希(スヴェンソン)/撮影:ラリーズ編集部<LION ITTF・ATTUアジアカップ横浜2019(横浜文化体育館) 2019年4月5日~4月7日>5日、卓球アジアカップが横浜文化体育館で開幕し、予選リーグが行われた。男子は丹羽孝希…

写真:丹羽孝希(スヴェンソン)/撮影:ラリーズ編集部

<LION ITTF・ATTUアジアカップ横浜2019(横浜文化体育館) 2019年4月5日~4月7日>

5日、卓球アジアカップが横浜文化体育館で開幕し、予選リーグが行われた。男子は丹羽孝希(スヴェンソン・世界ランキング8位)が2勝1敗でC組を1位通過。

圧巻だったのは韓国のエース、李尚洙(イ・サンス、Tリーグ岡山リベッツでもプレー)を3-1で破った一戦。得意の速攻プレーで圧倒し、竸った場面でミスをしない安定した戦いを見せた。予選1位通過を決めた後に対戦したタイペイのエース荘智淵(Tリーグ琉球アスティーダで丹羽のチームメイト)戦では、0-3で敗れたものの台から離れてのスーパーラリーを連発し、会場を沸かせた。

張本はリオ金の馬龍に敗れる




写真:張本智和/撮影:ラリーズ編集部

張本智和(木下グループ・同4位)はリオ五輪金メダリストの馬龍に1-3で敗れるも、2勝を挙げ、B組を2位で通過した。張本は世界トップクラスの威力を誇る馬龍のフォアハンドドライブをブロックで跳ね返すなど、持ち味を見せたが、一方の馬龍は張本得意のチキータをブロックやカウンターで対応。馬龍の総合力が張本を上回った。

馬龍「張本は中国にとって脅威」




写真:馬龍(中国)/撮影:ラリーズ編集部

張本は試合後「(馬龍は4月の世界選手権で)一番やりたくない相手。相性とかではなくただただ強い。昨年のジャパンオープンでは思いっきり向かって行って勝てたが、今日は前回勝っていることもあって少し緊張した。少しでも甘いボールを送ると仕留められてしまうのでプレッシャーを感じた。自分もそういう選手になりたい」と敗戦の弁。

馬龍は試合後「張本は中国にとって最も脅威な選手。去年のジャパンオープンでは出だしが悪く負けてしまったので今日は勝てて良かった。1ゲーム目からいいスタートが切れたのが勝因」とコメントした。

明日行われる準々決勝で丹羽は黄鎮廷(中国香港、TリーグT.T彩たま所属)と、張本は李尚洙(韓国)とそれぞれ対戦する。

男子予選リーグ

グループA

1位 3勝0敗 樊振東(中国) 
2位 2勝1敗 黄鎮廷(中国香港)
3位 1勝2敗 ゲラシメンコ(カザフスタン)
4位 0勝3敗 張禹珍(韓国)

◯樊振東(中国)3-0黄鎮廷(中国香港)
11-8/11-5/11-3

◯ゲラシメンコ(カザフスタン)3-2張禹珍(韓国)
11-5/2-11/11-6/9-11/15-13 

◯樊振東(中国)3-1張禹珍(韓国)
11-6/11-8/8-11/11-6

◯黄鎮廷(中国香港)3-1ゲラシメンコ(カザフスタン)
11-7/12-14/11-6/11-4

◯樊振東(中国)3-1ゲラシメンコ(カザフスタン)
11-7/10-12/11-6/11-4

◯黄鎮廷(中国香港)3-1張禹珍(韓国)
9-11/11-7/11-7/11-7

グループB

1位 3勝0敗 馬龍(中国)
2位 2勝1敗 張本智和(日本)
3位 1勝2敗 林昀儒(チャイニーズタイペイ)
4位 0勝3敗 アチャンタ(インド)

◯馬龍(中国)3-0 アチャンタ(インド)
11-5/11-5/11-5

◯張本智和(日本)3-1林昀儒(チャイニーズタイペイ)
8-11/15-13/11-5/11-2

◯馬龍(中国)3-1張本智和(日本)
11-9/6-11/11-5/11-8

◯林昀儒(チャイニーズタイペイ)3-1アチャンタ(インド)
10-12/11-6/11-9/11-8

◯馬龍(中国)3-1林昀儒(チャイニーズタイペイ)
11-5/6-11/11-5/11-5

◯張本智和(日本)3-2アチャンタ(インド)
11-6/14-12/9-11/5-11/11-7

グループC

1位 2勝1敗 丹羽孝希(日本)
2位 2勝1敗 李尚洙(韓国)
3位 1勝2敗 グナナセカラン(インド)
4位 1勝2敗 荘智淵(チャイニーズタイペイ)

◯李尚洙(韓国)3-1荘智淵(チャイニーズタイペイ)
11-6/8-11/12-10/11-8

◯丹羽孝希(日本)3-1グナナセカラン(インド)
11-7/11-9/10-12/11-8

◯丹羽孝希(日本)3-1李尚洙(韓国)
5-11/11-8/11-5/11-9

◯グナナセカラン(インド) 3-0 荘智淵(チャイニーズタイペイ)
11-5/11-4/11-8

丹羽孝希(日本)0-3◯荘智淵(チャイニーズタイペイ)
9-11/10-12/6-11

◯李尚洙(韓国)3-1グナナセカラン(インド)
11-7/11-4/6-11/11-5

グループD

1位 3勝0敗 スパナット(タイ)
2位 2勝1敗 Ni.アラミヤン(イラン)
3位 1勝2敗 アブドゥルワハブ(カタール)
4位 0勝3敗 ラナシンガ(スリランカ)

◯Ni.アラミヤン(イラン)3-0ラナシンガ(スリランカ)
W/O

◯スパナット(タイ)3-1アブドゥルワハブ(カタール)
13-11/11-13/11-5/11-5

◯スパナット(タイ)3-1Ni.アラミヤン(イラン)
11-8/7-11/11-8/11-9

◯アブドゥルワハブ(カタール)3-0ラナシンガ(スリランカ)
W/O

Ni.アラミヤン(イラン)3-0アブドゥルワハブ(カタール)
11-6/11-6/11-9

◯スパナット(タイ)3-0ラナシンガ(スリランカ)
W/O

文:ラリーズ編集部