今年の社会人対抗戦は、三菱日立パワーシステムズと対戦。8回の1失点を取り返せず、0-1と惜敗した。 層の厚さを見せた。この日は、先発・伊勢大夢投手(営4=九州学院)、2番手・竹田祐投手(政経2=履正社)ら多めの7人で継投。1失点、被安打5…

 今年の社会人対抗戦は、三菱日立パワーシステムズと対戦。8回の1失点を取り返せず、0-1と惜敗した。

 層の厚さを見せた。この日は、先発・伊勢大夢投手(営4=九州学院)、2番手・竹田祐投手(政経2=履正社)ら多めの7人で継投。1失点、被安打5本と、全員が社会人相手でも物おじせず、堂々たる投球を披露した。8回表に登板した6番手・中山晶量投手(営3=鳴門)も、連打を浴び1失点こそはしたが、自慢の直球を中心に後続を断った。今月中旬に控えるリーグ開幕へ向け、レベルの高い打者を抑え切ったことは大きな自信となったはずだ。

 思わぬかたちで神宮を沸かせた。7回表に登板した森下暢仁主将(政経4=大分商)は、150キロ台の直球を連発し0封。そのまま交代するか…と思われた。すると、8回表のアナウンスで流れたのはまさかの〝遊撃手・森下〟。スタンドからは驚きの声もちらほら聞かれた。そんな中、訪れた守備機会は難なくさばき、マウンドではなかなか見られない、声で仲間を鼓舞する場面もあった。昨春は、規定打席未到達ながら打率4割を記録するなど、打撃も得意な森下。主将、投手、野手全てにおいて目の離せないラストイヤーになりそうだ。

[小野原琢真]