ATP(男子プロテニス協会)は4月1日、最新の世界ランキングを公表した。錦織圭(日本/日清食品)は変わらず6位。トップ20に大きな変動はなかったものの、20歳ステファノス・チチパス(ギリシャ)ら若手選手が自己ベストを更新した。3月20日から…

ATP(男子プロテニス協会)は4月1日、最新の世界ランキングを公表した。錦織圭(日本/日清食品)は変わらず6位。トップ20に大きな変動はなかったものの、20歳ステファノス・チチパス(ギリシャ)ら若手選手が自己ベストを更新した。

3月20日から31日に行われた「ATP1000 マイアミ」、錦織は2回戦で当時世界44位のドゥサン・ラヨビッチ(セルビア)に敗れ初戦敗退。その結果、前回から35ポイント失い4,200ポイントとなったが、順位は変わらず6位に留まった。

「ATP1000 マイアミ」で同大会4度目の優勝、そしてツアー通算101勝目を挙げたロジャー・フェデラー(スイス)は順位を1つ上げて4位に。一方、決勝でフェデラーに敗れた前年優勝者のジョン・イズナー(アメリカ)は、前回から400ポイント失って10位に後退した。

そのほか、4回戦まで進出したチチパスは80ポイント積み重ね3,240ポイントに。フアン マルティン・デル ポトロ(アルゼンチン)の欠場によるポイント減少もあり、チチパスが10位から8位に上昇して自己ベストを更新した。

また、ベスト4進出を果たした19歳のデニス・シャポバロフ(カナダ)は順位を3つ上げて20位となり、自身初のトップ20入り。同じくベスト4進出した18歳のフェリックス・オジェ アリアシム(カナダ)は、57位から33位と大きく上昇。

日本人選手としては、腰の痛みにより「ATP1000 マイアミ」を欠場した西岡良仁(日本/ミキハウス)が1つ順位を落として65位に。初戦敗退となったダニエル太郎(日本/エイブル)は、3つ順位を落として75位となった。

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【4月1日付最新ATPランキング】

順位(前回) 名前(国籍) ポイント

1. ← (1)ノバク・ジョコビッチ(セルビア) 11,070

2. ← (2)ラファエル・ナダル(スペイン) 8,725

3. ← (3)アレクサンダー・ズベレフ(ドイツ) 6,040

4. ↑ (5)ロジャー・フェデラー(スイス) 5,590

5. ↓ (4)ドミニク・ティーム(オーストリア) 4,765

6. ← (6)錦織圭(日本/日清食品) 4,200

7. ← (7)ケビン・アンダーソン(南アフリカ) 4,115

8. ↑ (10)ステファノス・チチパス(ギリシャ) 3,240

9. ↓ (8)フアン マルティン・デル ポトロ(アルゼンチン) 3,225

10. ↓ (9)ジョン・イズナー(アメリカ) 3,085

11. ← (11)マリン・チリッチ(クロアチア) 3,015

12. ← (12)カレン・ハチャノフ(ロシア) 2,810

13. ← (13)ボルナ・チョリッチ(クロアチア) 2,345

14. ↑ (15)ダニール・メドベージェフ(ロシア) 2,295

15. ↓ (14)ミロシュ・ラオニッチ(カナダ) 2,140

16. ← (16)マルコ・チェッキナート(イタリア) 2,021

17. ↑ (19)ニコラス・バシラシビリ(ジョージア) 1,930

18. ↓ (17)ファビオ・フォニーニ(イタリア) 1,885

19. ↓ (18)ガエル・モンフィス(フランス) 1,875

20. ↑ (23)デニス・シャポバロフ(カナダ) 1,820

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33. ↑ (57)フェリックス・オジェ アリアシム(カナダ) 1,245

65. ↓ (64)西岡良仁(日本/ミキハウス) 784

75. ↓ (72)ダニエル太郎(日本/エイブル) 716

(テニスデイリー編集部)

※写真は「ATP1000 インディアンウェルズ」での錦織

(Photo by Matthew Stockman/Getty Images)