「ATP1000 マイアミ」(アメリカ・マイアミ/3月20~31日/ハードコート)の大会最終日、男子シングルス決勝で第7シードのジョン・イズナー(アメリカ)を6-1、6-4で破った第4シードの…

「ATP1000 マイアミ」(アメリカ・マイアミ/3月20~31日/ハードコート)の大会最終日、男子シングルス決勝で第7シードのジョン・イズナー(アメリカ)を6-1、6-4で破った第4シードのロジャー・フェデラー(スイス)と、準優勝のイズナーが試合後のセレモニーで喜びを語った。

まず昨年の同大会優勝者で、準優勝したイズナーが登壇し「たくさんの方々に感謝しています。この雰囲気は最高です。センターコートで決勝を戦えて嬉しかった」と感謝と喜びを語った。続けて「あなたのこの試合、この大会の試合運びは本当に素晴らしかったです。お願いだから永遠にリタイアしないでくださいね」と優勝したフェデラーを称えた。

続いて登壇したフェデラーは「マイアミはジュニア時代に来ていて非常に思い出深い場所です。いろいろな意味でいろいろな思いがあります」と語った。そして「決勝をイズナーと戦えて良かった。早く治して残りのシーズン頑張ってください」と準優勝したイズナーの健闘を称え、怪我を心配するコメントを述べた。そして「ずっとセンターで戦ってきて嬉しいし、また来年もここに帰って来たい」とスピーチを締めくくった。

また、試合直後のオンコートインタビューでフェデラーは「今週はパーフェクトな試合が数多くできた。対戦相手が試合中に怪我をするのはこれまで何度も経験しています。僕も途中で異変には気付いていたけど、イズナーも最後まで頑張って戦ってくれて、本当に良かった」と語っていた。

これでフェデラーはキャリア通算101勝目、マスターズ1000で28勝目を挙げたことになる。ATP(男子プロテニス協会)の公式サイトには「本当に素晴らしい一週間で、今は本当に嬉しいです。信じられない。僕は1999年にここで初めてプレーしたが、2019年もまたここにいる。それは僕にとってとても大きな意味があります」と喜びの声を寄せている。

(テニスデイリー編集部)

※写真は「ATP1000 マイアミ」で優勝したフェデラー(右)と準優勝のイズナー

(Photo by Julian Finney/Getty Images)