「ATP1000 マイアミ」(アメリカ・マイアミ/3月20~31日/ハードコート)の大会最終日、男子シングルス決勝で第4シードのロジャー・フェデラー(スイス)が第7シードのジョン・イズナー(アメリカ)と対戦。6-1、6-4でフェデラーが勝利…

「ATP1000 マイアミ」(アメリカ・マイアミ/3月20~31日/ハードコート)の大会最終日、男子シングルス決勝で第4シードのロジャー・フェデラー(スイス)が第7シードのジョン・イズナー(アメリカ)と対戦。6-1、6-4でフェデラーが勝利し、同大会2年ぶり4度目となる優勝を果たした。試合時間は1時間3分。

両者は過去に7回対戦しており、フェデラーが5勝2敗と勝ち越していた。これまではタイブレークにもつれる接戦も多かったが、対戦前に「彼(イズナー)が多くのサービスは落とさないことは分かっている。彼との対戦は本当に難しい」と語っていたフェデラーがストレート、わずか63分で勝利を決め、イズナーの連覇を阻止した。

第1セットの第1ゲーム、イズナーのダブルフォルトによってブレークチャンスをつかんだフェデラーは、イズナーのミスによってブレークに成功する。さらに第5ゲームでもブレークして勢いに乗るフェデラーは第7ゲームでもイズナーのサービスゲームを破り、6-1で第1セットを先取した。

第2セットでは序盤からお互いにサービスゲームをキープする展開が続いた。しかしサービスエースやドロップショットなどでフェデラーが優位に試合を進めていき、第10ゲームでついにイズナーのサービスゲームを破って6-4で第2セットを連取して勝利を決めた。

昨年の同大会覇者イズナーは、第2セットの第7ゲームを終えたところで左足の甲の辺りに異変を感じ、トレーナーに処置を行ってもらっていた。さらに第9ゲームの途中で左膝に痛みを感じる姿が見られ、痛み止めのようなものを服用して試合に臨んだが、続く第10ゲームでは左足の痛みから踏ん張ることができずにサーブが思うように決まらなかった。それでもフェデラーのチャンピオンシップポイントを1本しのぎ、最後まで戦い抜いたイズナーに会場からは大きな拍手と歓声が送られた。

(テニスデイリー編集部)

※写真は「ATP1000 マイアミ」でのフェデラー

(Photo by Julian Finney/Getty Images)