阪神―ヤクルト2  ヤクルト戦に先発し、7回途中まで1安打に抑えた阪神・岩貞=京セラドーム【写真提供:共同通信社】■岩貞祐太(阪神)○1−0 vs東京ヤクルト(京セラドーム大阪)投球成績/6回1/3 被安打1 奪三振6 失点0 阪神の岩貞…

阪神―ヤクルト2  ヤクルト戦に先発し、7回途中まで1安打に抑えた阪神・岩貞=京セラドーム【写真提供:共同通信社】


■岩貞祐太(阪神)
○1−0 vs東京ヤクルト(京セラドーム大阪)
投球成績/6回1/3 被安打1 奪三振6 失点0

 阪神の岩貞祐太が30日の東京ヤクルト戦で6回1/3を1安打無失点の好投を演じ、チームを4年ぶりの開幕2連勝に導いた。

 「初登板で緊張したんですけど、その緊張を楽しむことができたんで良かったと思います」と岩貞。立ち上がり、坂口智隆、青木宣親を難なく仕留めた後、山田哲人に2塁打を許したが、この日許したヒットはこの1本のみ。3回1死から3連続四球で招いた満塁のピンチにも、「自分で作ったピンチだったので、どうにかしないと思って開き直って投げました」とバレンティンを外角低めにコントロールされたカットボールでファーストフライ、続く塩見泰隆を144キロの外角ストレートで空振り三振に仕留めてガッツポーズ。以降は降板する7回1死まで一人の走者も許さずにアウトを重ねた。

昨季は23試合に登板して7勝を挙げたが、援護に恵まれなかったこともあって2ケタ10敗を喫した。だが今季はオープン戦から3試合計15イニングを投げて防御率0.60の好投で矢野新監督の信頼を掴むと、昨季対戦成績1勝3敗、防御率は5.57と苦手とした東京ヤクルトを相手にほぼ完璧に封じ込めた。

味方打線が奪った得点は1点のみだったが、継投も決まって4年ぶりとなる開幕連勝スタート。「開幕して2試合、いい勝ち方ができている。ファンの方の声援でこういうゲームができていると思います」と岩貞。チームに勢いを付ける計112球だった。