■「ATP1000 マイアミ」(アメリカ・マイアミ/3月20~31日/ハードコート)現地28日の大会9日目。男子シングルス準々決勝で、第4シードのロジャー・フェデラー(スイス)が第6シードのケビン・アンダーソン(南アフリカ)と対戦する。両者…

■「ATP1000 マイアミ」(アメリカ・マイアミ/3月20~31日/ハードコート)

現地28日の大会9日目。男子シングルス準々決勝で、第4シードのロジャー・フェデラー(スイス)が第6シードのケビン・アンダーソン(南アフリカ)と対戦する。

両者の対戦成績はフェデラーの5勝1敗で、ハードコートではフェデラーがすべて勝利。しかし、2018年の「ウィンブルドン」では、フェデラーが2セット先取したものの、4時間14分の激闘の末逆転負けを喫した。

ATP(男子プロテニス協会)公式サイトによると、フェデラーは次戦について「きわどい試合になると思うよ。彼は素晴らしいサービスを持っている。だからケビン(のサービスゲーム)をどのようにブレークするか考える前に、まず自身のサービスゲームをキープしようとするビッグサービスの考え方に立ち戻ることになる」と語った。

対戦相手のアンダーソンは、1月の「全豪オープン」で右肘を痛め、今大会で約2ヶ月ぶりに実践復帰。初戦となった2回戦はフルセットの末勝利、3・4回戦はストレート勝利での勝ち上がりだ。

7度目の両者の対戦は、日本時間29日午前8時以降に開始予定だ。

一方、第20シードのデニス・シャポバロフ(カナダ)は第28シードのフランシス・ティアフォー(アメリカ)との準々決勝に臨む。両者は2018年に2度対戦しており、1勝1敗のイーブン。

シャポバロフは、4回戦で第8シードのステファノス・チチパス(ギリシャ)に逆転勝利。ティアフォーは4回戦で第18シードのダビド・ゴファン(ベルギー)を破っての勝ち上がり。

シャポバロフはティアフォーとの対戦について「いつもフランシスとプレーするのは素晴らしいこと。僕たちは本当に良い仲間で、僕は彼を本当に尊敬している」「エキサイティングな試合になるだろう」と話した。

19歳シャポバロフと21歳ティアフォーの若手対決は、日本時間29日午前4時以降に開始予定。

■「マイアミ・オープン」(アメリカ・マイアミ/3月19~30日/ハードコート)

大会10日目、女子シングルス準決勝。第2シードのシモナ・ハレプ(ルーマニア)が第5シードのカロリーナ・プリスコバ(チェコ)と対戦する。

ハレプはプリスコバに対して過去7勝2敗。なお、ハレプは今大会決勝に進出すると、4月1日付けの世界ランキングで大坂なおみ(日本/日清食品)を抜き1位に返り咲くこととなる。

ハレプが同大会初の決勝進出を果たすとともに、世界1位奪還なるか。プリスコバがそれを阻み、決勝への切符を掴むか。両者の注目の対戦は、日本時間29日午前10時以降に開始予定。

第12シードのアシュリー・バーティ(オーストラリア)は第21シードのアネット・コンタベイト(エストニア)との準決勝に臨む。22歳バーティと23歳コンタベイトの同世代対決は、日本時間29日午前2時に開始予定。

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【3月28日の注目ドロー】

◆「ATP1000 マイアミ」

男子シングルス準々決勝

[6]ケビン・アンダーソン(南アフリカ)対 [4]ロジャー・フェデラー(スイス)

[20]デニス・シャポバロフ(カナダ)対 [28]フランシス・ティアフォー(アメリカ)

男子ダブルス準決勝

[1]ルーカシュ・クボト(ポーランド)/マルセロ・メロ(ブラジル)対 [3]ボブ・ブライアン(アメリカ)/マイク・ブライアン(アメリカ)

イバン・ドディグ(クロアチア)/エドゥアール・ロジェ バセラン(フランス)対 ヴェスレイ・クールホフ(オランダ)/ステファノス・チチパス(ギリシャ)

◆「マイアミ・オープン」

女子シングルス準決勝

[5]カロリーナ・プリスコバ(チェコ)対 [2]シモナ・ハレプ(ルーマニア)

[21]アネット・コンタベイト(エストニア)対 [12]アシュリー・バーティ(オーストラリア)

(テニスデイリー編集部)

※写真はフェデラー(左:Matias J. Ocner/Miami Herald/TNS via Getty Images)とアンダーソン(右:Photo by Michael Reaves/Getty Images)