腰の痛みにより「ATP1000 インディアンウェルズ」4回戦で途中棄権し、「ATP1000 マイアミ」を欠場した西岡良仁(日本/ミキハウス)。HISのホームページのブログに、ハードコートシーズンの振り返りと想いを投稿した。「全豪オープン」後…

腰の痛みにより「ATP1000 インディアンウェルズ」4回戦で途中棄権し、「ATP1000 マイアミ」を欠場した西岡良仁(日本/ミキハウス)。HISのホームページのブログに、ハードコートシーズンの振り返りと想いを投稿した。

「全豪オープン」後、3大会に出場した西岡。「ATP250 デルレイビーチ」では1回戦で、右膝蓋骨の骨折から復帰したフアン マルティン・デル ポトロ(アルゼンチン)と対戦しストレート負け。「デルポトロ選手のベストなプレーではなかったとは思いますが、それでもパワーに押されてしまいました」「チャンスをものにはできなかったです」と当時を振り返った。

なお、西岡はこの大会ダブルスにも出場。ベスト4入りを果たし、ブログでは「ダブルスは不得意でしたが、プレーするのはとても好きで、『上手くなりたい』とずっと思っていたので、今後もトライしていきたいです。シングルスもダブルスもできる選手を目指したいですね」と綴った。

次に出場した「ATP500 アカプルコ」では初戦敗退。しかし、その翌週行われた「ATP1000 インディアンウェルズ」では、当時世界22位で格上のロベルト・バウティスタ アグート(スペイン)や18歳新星フェリックス・オジェ アリアシム(カナダ)を撃破し、4回戦進出を果たした。

その結果世界ランキング64位に上昇し、自己最高の58位に近づいた西岡。「テニスの内容は本当に良くなってきている実感があり、ランキングも自己ベストまであと少し。前十字靭帯の手術からやっと、自分の最高ランクが目の前まで来たことに興奮してます」と胸の内を明かした。

「ただ、焦りは禁物ですし、そこに固執するつもりもないですが、今年の一つの目標として、越えていきたい壁ですね」

腰の状態については「思いのほか捻った動作での痛みがなくならないので、まだ完治には時間がかかりそうです。時間はあるので、ゆっくり治療して、長い長いクレーコートシーズンに向けて調整していきます」とコメントした。

次大会は「ATP250 ヒューストン」を予定している西岡。早い回復を願うとともに、次大会ではまた元気な姿を見せることに期待したい。

(テニスデイリー編集部)

※写真は「ATP1000 インディアンウェルズ」での西岡

(Photo by Yong Teck Lim/Getty Images)