錦織圭(日本/日清食品)が10度目の出場を予定している、「ATP1000 マイアミ」(アメリカ・マイアミ/3月20~31日/ハードコート)。同大会は、グランドスラム4大会に次ぐツアーレベルの大…

錦織圭(日本/日清食品)が10度目の出場を予定している、「ATP1000 マイアミ」(アメリカ・マイアミ/3月20~31日/ハードコート)。同大会は、グランドスラム4大会に次ぐツアーレベルの大会となっている。マスターズ1000初優勝を目指す錦織の、同大会これまでの戦績を振り返る。

■2014年にフェデラーを破りベスト4入り

2014年に同大会へ5度目の出場となった錦織は、当時世界ランキング21位だった。

初戦から順調に勝ち上がった錦織は、4回戦で当時世界4位のダビド・フェレール(スペイン)との3時間5分に及ぶ激闘を制し、前年の雪辱を果たした。すると準々決勝では、当時世界5位のロジャー・フェデラー(スイス)をフルセット逆転で破る快進撃を見せた。(準決勝は、ノバク・ジョコビッチ(セルビア)との試合前に棄権)

■2016年には準優勝

その後、当時世界6位として臨んだ2016年。準々決勝で当時世界16位のガエル・モンフィス(フランス)にフルセット逆転で、準決勝で同大会初出場だった当時世界26位のニック・キリオス(オーストラリア)をストレートで破り決勝へと進出した。

決勝では、このとき同大会3連覇がかかっていたジョコビッチに立ちふさがれたが、この年の準優勝が錦織の「ATP1000 マイアミ」最高成績となっている。

■マスターズ1000初優勝を目指し、勝ち上がりに期待

2019年は第5シードで出場の錦織。初戦となる2回戦では、世界44位のドゥサン・ラヨビッチ(セルビア)対戦する。

錦織とラヨビッチは、今回約2年5ヶ月ぶり3度目の対戦。過去2度の対戦はどちらも錦織がストレート勝利している。

また、錦織やその他シード勢が順当に勝ち進んだ場合、3回戦で第27シードのニック・キリオス(オーストラリア)、4回戦で第11シードのボルナ・チョリッチ(クロアチア)、準々決勝で第3シードのドミニク・ティーム(オーストリア)と対戦する可能性がある。

前週開催の「ATP1000 インディアンウェルズ」では残念ながら3回戦で敗れた錦織。しかし、過去好成績を残している同大会で、まずは初戦の勝ち上がりが期待される。

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■錦織の「ATP1000 マイアミ」過去戦績

2008年 初出場・1回戦敗退:1回戦の対戦相手・アルベルト・モンタネス(スペイン)

2011年 2回戦進出:2回戦の対戦相手・ラファエル・ナダル(スペイン)

2012年 4回戦進出:4回戦の対戦相手・ラファエル・ナダル(スペイン)

2013年 4回戦進出:4回戦の対戦相手・ダビド・フェレール(スペイン)

2014年 ベスト4:準決勝ノバク・ジョコビッチ(セルビア)との試合前に棄権

2015年 ベスト8:準々決勝の対戦相手・ジョン・イズナー(アメリカ)

2016年 準優勝:決勝の対戦相手・ノバク・ジョコビッチ(セルビア)

2017年 ベスト8:準々決勝の対戦相手・ファビオ・フォニーニ(イタリア)

2018年 3回戦進出:3回戦の対戦相手・フアン マルティン・デル ポトロ(アルゼンチン)

(テニスデイリー編集部)

※写真は「ATP1000 インディアンウェルズ」での錦織

(Photo by Matthew Stockman/Getty Images)