WRCで活躍したコ・ドライバーで、最近ではTOYOTA GAZOO RacingのWRCチームでマネージャーを務めていたヤルモ・レーティネンが、WRC復帰を目指すサファリのプロジェクトにコンサルタントとして加入した。 ウエールズ・ラリーG…

WRCで活躍したコ・ドライバーで、最近ではTOYOTA GAZOO RacingのWRCチームでマネージャーを務めていたヤルモ・レーティネンが、WRC復帰を目指すサファリのプロジェクトにコンサルタントとして加入した。

ウエールズ・ラリーGBのクラーク・オブ・ザ・コースであるライン・キャンベルとともにケニアに在住し、2020年にWRC復帰を目指す唯一のアフリカ選手権イベントとして運営面での要望が満たされるためのアドバイスを与えている。



フォルクスワーゲンに続き、シトロエンも新技術をモータースポーツでも活用することに積極的な姿勢を見せている。シトロエンのブランドCEO、リンダ・ジャクソンは、FIAがハイブリッドパワーユニットを導入する計画を立てないのであれば、WRCへの参戦を再検討すると語ったことが伝えられている。

ラリーメキシコのレオンでは、シトロエン・レーシングのチーム代表、ピエール・ビュダールが「一番の目標は、フル電化仕様のマシンを走らせられるようになることだと思う。いつかは、100%電力化にしなくてはならない。例えば、サービスパークでの設備や、開催される街や村を抜ける際など。現在でも、騒音の大きいマシンは、近隣で問題になることがある。ラリーイベントでは、ハイブリッドに対するいいイメージを与えたいと思っているし、ステージではハイパフォーマンスだが、リエゾンでは静かでゼロエミッション、というマシンを作ることも見せることができる」と語っている。







FIA地域ラリー選手権の一つ、コダスール選手権の開幕戦ティエラ・コロラダがアルゼンチンのミシオネス地方で開催され、パラグアイのディエゴ・ドミニゲスが勝利を飾った。序盤はグスタボ・サバがリードしていたが、コースオフした際にサスペンションを破損してリタイアを喫している。

今年のコダスール選手権は、この後パラグアイ、ブラジル、ボリビア、ウルグアイで開催される。







新たに立ち上がったスペインのスーパーラリー選手権開幕戦、ラリー・ティエラス・アルタス・デ・ロルカは、元WRCドライバーのチェピー・ポンス(シュコダ・ファビアR5)が、同じマシンのシオタ・パルドを抑えて勝利を飾った。また、ドイツ選手権の開幕戦もシュコダ・ファビアR5同士の対決となり、マリヤン・グリーベルを抑えてファビアン・クレイムが優勝している。



3月7日に開催されたワールドモータースポーツカウンシルで、WRC関連のニュースは唯一、ホモロゲーションに関する変更だった。これは、2017年型のWRカーの開発を2021年まで継続することができるようにするためのもの。R-GTに関しては、マニュファクチャラーは、現在の車両登録システムベースでなくR-GT車両として公認が取れるようになった。



ラリーメキシコでは、開幕ステージが上位ドライバーが走行する前に、特設のジャンプ台が破損したためにキャンセルという波乱の幕開けとなったが、主催者は、「安全上の理由」から、即座にレオンの市街地に設定されたスーパーSSからジャンプ台を取り外す変更を行った。

人工のジャンピングポイントは最近、ラリー界の鬼門となることが多いが、今に始まったことではない。1988年のラリーアルゼンチンでは、ブエノスアイレスの競馬場で行った開幕ステージで、特設のジャンプ台でラリー車が大ダメージを受けたこともある。





(Martin Holmes)