ATP(男子プロテニス協会)は3月4日、最新の世界ランキングを公表した。その結果、マリン・チリッチ(クロアチア)は2016年10月末から約2年4ヵ月守ってきたトップ10の座から陥落し、11位と…

ATP(男子プロテニス協会)は3月4日、最新の世界ランキングを公表した。その結果、マリン・チリッチ(クロアチア)は2016年10月末から約2年4ヵ月守ってきたトップ10の座から陥落し、11位となった。

チリッチは2017年7月の「ウィンブルドン」で準優勝に輝くと、2018年1月の「全豪オープン」でも決勝へ進出。いずれもロジャー・フェデラー(スイス)に敗れたが、「全豪オープン」後にキャリアハイを更新する3位を記録していた。

しかし昨年の「ウィンブルドン」では、2回戦で当時82位のギド・ペラ(アルゼンチン)に2セットを先取してからの、まさかの逆転負け。

11月には「デビスカップ」でクロアチアを優勝に導くも、シーズン終盤には膝に痛みを感じていたという。その膝の回復に努めるため、今シーズン開幕戦の「ATP250 プネ」は欠場。「全豪オープン」には出場したが4回戦敗退と、前回好成績を収めたグランドスラム2大会で、大量のポイントを失っていた。

さらに2月もその膝の影響で「ATP500 ロッテルダム」を欠場。「ATP500 ドバイ」も初戦敗退となった。

苦戦が続いているチリッチだが、若手の突き上げに負けずに再びトップ10に這い上がることができるか注目される。

(テニスデイリー編集部)

※写真は「全豪オープン」でのチリッチ

(Photo by Jason Heidrich/Icon Sportswire via Getty Images)