世界ランキング6位の錦織圭(日本/日清食品)が、現地26日に「ATP500 ドバイ」(アラブ首長国連邦・ドバイ/2月25日~3月2日/ハードコート)の1回戦に臨む。その錦織が初戦相手は「いつで…

世界ランキング6位の錦織圭(日本/日清食品)が、現地26日に「ATP500 ドバイ」(アラブ首長国連邦・ドバイ/2月25日~3月2日/ハードコート)の1回戦に臨む。その錦織が初戦相手は「いつでも危険な相手です」と警戒している。

1回戦の相手は世界65位ブノワ・ペール(フランス)。錦織はペールに過去5勝2敗と勝ち越しているが、本人の言う通り厄介な相手であることは間違いないだろう。

ペールはトリッキーなプレーで難敵とされる一方、良いときと悪いときの波も激しく地元フランスでも「変わり者」とされている。2018年の「ATP500 ワシントンD.C.」では試合終盤に癇癪を起こして何度もラケットを打ちつけたり投げたりした上、最後にはボールを返そうともせず観客のブーイングを浴びたこともあった。

「ATP500 ドバイ」大会公式サイトによると、錦織は大会前の記者会見で「ブノワ、彼はいつでも危険な相手です。素晴らしいバックハンドを持っています。僕は彼のバックハンドが大好きですね。両手打ちの中では最高のバックハンドのひとつだと思っています。間違いなく厳しい試合になると思います」と話した。

今大会1回戦では錦織以外にも、タフな顔合わせが見られる。第3シードで世界10位のマリン・チリッチ(クロアチア)は、2週前に「ATP500 ロッテルダム」優勝の世界23位ガエル・モンフィス(フランス)といきなり激突だ。

記者から、男子テニス選手個々の差がだんだん縮まってきていると思うか、と聞かれた錦織。「えぇ、そう思います。毎年そう感じています。特に今年と去年はどんどん厳しくなっていっています。どの選手も勝てる可能性がありますし、トップ50や100も本当にいいプレーをします。簡単な試合はありません」と話した。

難敵との1回戦に臨む錦織だが、2018年後半から維持し続けている好調さで勝利を重ねることに期待したい。

(テニスデイリー編集部)

※写真は「ATP500 ロッテルダム」での錦織

(Photo by Dean Mouhtaropoulos/Getty Images)