■「ATP250 マルセイユ」(フランス・マルセイユ/2月18~24日/室内ハードコート)現地24日の大会最終日。男子シングルス決勝で、第1シードの世界12位(ランキングは2月18日付け)ステファノス・チチパス(ギリシャ)が世界50位ミカエ…

■「ATP250 マルセイユ」(フランス・マルセイユ/2月18~24日/室内ハードコート)

現地24日の大会最終日。男子シングルス決勝で、第1シードの世界12位(ランキングは2月18日付け)ステファノス・チチパス(ギリシャ)が世界50位ミカエル・ククシュキン(カザフスタン)にストレート勝利。自身2つ目となるタイトルを獲得した。

2018年の「ATP250 ストックホルム」から約4ヶ月ぶりのタイトル獲得となったチチパス。

ATP(男子プロテニス協会)公式サイトによると「タイトルを獲る事は僕の仕事であり、テニスにおいて最も大きな達成感や喜びがあるものでもあります」と話した。

「(全豪オープン後に)勢いを失っていて、それをなかなか取り戻せないような気がして苛立ちを感じていました」「今週、こうしてハングリーさが戻ってきた感じがあり、とてもうれしいです。たくさんのいい選手たちがいるので、この状態のままでいられたらと思います」

一方、男子ダブルス決勝。第3シードのマクラクラン勉(日本)/マトヴェ・ミデルクープ(オランダ)はジェレミー・シャルディ(フランス)/ファブリス・マルタン(フランス)にフルセットで敗れ、残念ながら優勝はならなかった。

■「ATP500 リオデジャネイロ」(ブラジル・リオデジャネイロ/2月18~24日/クレーコート)

男子シングルス決勝、世界90位ラスロ・ジェレ(セルビア)がワイルドカード(主催者推薦枠)で出場の世界104位フェリックス・オジェ アリアシム(カナダ)を破り、自身初のツアー優勝。

ともに今回が初めてのツアー決勝だった、23歳ジェレと18歳オジェ アリアシム。今回は世界ランキング通りにジェレに軍配があがった。

初優勝を果たしたジェレは、試合後のセレモニーで「私は7年前に母を亡くしました。私はこのトロフィーを彼女に捧げたいと思います。 そしてまた、2ヶ月前に亡くなってしまった父にも。2人が天国で僕を見守ってくれているのでしょう」と話し、観衆から大きな歓声を受けた。

■「ATP250 デルレイビーチ」(アメリカ・デルレイビーチ/2月18~24日/ハードコート)

男子ダブルス決勝で、第1シードのボブ・ブライアン(アメリカ)/マイク・ブライアン(アメリカ)が第2シードのケン・スクプスキ(イギリス)/ニール・スクプスキ(イギリス)との兄弟ペア対決に勝利。ブライアン兄弟は、弟ボブの復活優勝を果たした。

2018年シーズンは5月以降、臀部の故障のためツアー離脱していた弟ボブ。今シーズン開幕戦で復帰し、約8ヶ月ぶりに兄弟ペアを再結成していた。

◇   ◇   ◇

【2月24日 主な試合結果】

◆「ATP250 マルセイユ」

男子シングルス決勝

〇[1]ステファノス・チチパス(ギリシャ)7-5、7-6(5) ●ミカエル・ククシュキン(カザフスタン)

男子ダブルス決勝

〇ジェレミー・シャルディ(フランス)/ファブリス・マルタン(フランス)6-3、6(4)-7、10-3 ●[3]マクラクラン勉(日本)/マトヴェ・ミデルクープ(オランダ)

◆「ATP500 リオデジャネイロ」

男子シングルス決勝

〇ラスロ・ジェレ(セルビア)6-3、7-5 ●[WC]フェリックス・オジェ アリアシム(カナダ)

◆「ATP250 デルレイビーチ」

男子シングルス決勝

〇ラドゥ・アルボット(モルドバ)3-6、6-3、7-6(7) ●[Q]ダニエル・エバンズ(イギリス)

男子ダブルス決勝

〇[1]ボブ・ブライアン(アメリカ)/マイク・ブライアン(アメリカ)7-6(5)、6-4 ●[2]ケン・スクプスキ(イギリス)/ニール・スクプスキ(イギリス)

(テニスデイリー編集部)

※写真は「ATP250 マルセイユ」でのチチパス

(AP Photo/Claude Paris)