19歳10ヶ月と、男子トップ100(2月11日付け)の中で最年少の世界25位デニス・シャポバロフ(カナダ)。期待の若手であるシャポバロフは「ATPのタイトルを獲るのは、間違いなく僕にとって最優先事項、最大の優先事項だ」と語った。2017年「…

19歳10ヶ月と、男子トップ100(2月11日付け)の中で最年少の世界25位デニス・シャポバロフ(カナダ)。期待の若手であるシャポバロフは「ATPのタイトルを獲るのは、間違いなく僕にとって最優先事項、最大の優先事項だ」と語った。

2017年「ATP1000 モントリオール」3回戦でラファエル・ナダル(スペイン)を破る快進撃を見せ、2018年6月には自己最高の世界ランキング23位を記録したシャポバロフ。まだツアー決勝進出の経験はなく、グランドスラムの最高成績は4回戦進出だ。

ATP公式サイトによると、シャポバロフは「僕とチームはそれ(タイトル獲得)を目指して一生懸命やっているし、すごくいいテニスをして、運も良ければ、間違いなく達成できると思う。それが最初の目標だ」という。

また「正直言って、ただ楽しもうとしているんだ。毎日トレーニングして、上達するよう努力している。2年後にはグランドスラムで勝って、今トップにいる選手達をできれば完全に追い抜いてしまえるように」と笑って話した。

シャポバロフがこう話す一方、同世代の世界12位ステファノス・チチパス(ギリシャ)は2018年「ATP250 ストックホルム」で、世界27位アレックス・デミノー(オーストラリア)は2019年「ATP250 シドニー」でツアー初優勝。また、世界29位のフランシス・ティアフォー(アメリカ)は1月の「全豪オープン」で自身初のグランドスラムベスト8進出を果たした。

若手選手の活躍について、シャポバロフは「若い選手がいい結果を出しているのを見るのは、いつだって嬉しいよ。特に、フランシスがいい結果を出しているのを見るのは。こっちもワクワクして、試合が終わるたびにメールを送っていた」「彼らが頑張っているのを見ると、本当にやる気が出るよ」話し、モチベーションになっているようだ。

そして「僕のテニスなら、到達できると思う」「そこに到達する能力が自分にはあると信じている。ひょっとしたら今年できるかもしれない。だけど正直言って、自分のペースで進んでいかなきゃならないと思う」と気を引き締めた。

そんなシャポバロフは、錦織圭(日本/日清食品)が第1シードに入っている「ATP500 ロッテルダム」に出場中。タイトル獲得を目指すシャポバロフが、今後どのような活躍を見せるか注目したい。

(テニスデイリー編集部)

※写真は「ATP250 モンペリエ」でのシャポバロフ

(Photo by Tim Clayton/Corbis via Getty Images)