写真:石川佳純(全農)/撮影:ラリーズ編集部

1月28日、卓球女子日本代表の石川佳純が、自身が所属するJA全農(全国農業協同組合連合会、東京都千代田区)の本社を表敬訪問した。石川は集まった全農職員と報道陣を前に、昨年の活動報告をするとともに、東京五輪の代表選考が本格化する2019年の抱負を語り、温かい声援を受けた。

石川は2018年シーズンについて「沢山試合をした1年」と振り返る。国際卓球連盟主催のワールドツアーに加え、10月からはTリーグへも積極参加し、国内外で遠征が続くハードスケジュールの中、新しい技術を実戦で取り入れながらプレーを磨き続けた。チキータレシーブを含むバックハンドでの攻撃的なプレーに加え、得意のサーブについても相手や試合の流れを見ながら“トスの高さ”や“立ち位置”を変えるなど、戦術のバリエーションが大幅に増えた。

進化した石川は、世界ランキング3位(2019年1月発表)と日本女子最高位につけるが「昨年届かなかった一歩がある」と2019年に持ち越した大きな課題があることも明らかにした。それは中国代表のトップ選手たちに、リードを奪いながらも勝ちきれなかったことだ。「今年は中国選手に勝ちきれる年にしたい」と悲願の中国超えに意欲を見せる。

“2019年をどんな年にしたいか??”との質問に対しては「成長を楽しみたい」とコメント。若手選手の著しい成長により、東京五輪のシングルスに出られる2枠は更に狭き門となっているが「ライバルがいるから成長に繋がっている。焦りもあるが、自分の成長も楽しみたい。試合中やそれまでの過程を楽しめるようになってきた。ここが過去2回の五輪に出た自分よりも成長しているところ」と穏やかな表情で前向きに語った。

また今年目標としているビッグゲームとして、3月の「Tリーグ・ファイナル(両国国技館)」と4月の「世界選手権(個人戦・ハンガリー大会)」を挙げた。

3月のTリーグ初代王者を決めるファイナルについては、「組み合わせの都合で10月の開幕戦では両国国技館でプレーできず、テレビで見ていた。今、チーム(Tリーグでの所属球団の木下アビエル神奈川)が首位なのでこのままキープして両国国技館でプレーしたい」「2月の3日、4日、9日、10日は出場予定。ほかも出来るだけ出たい」と高いモチベーションを見せた。

4月の世界選手権については「シングルス以外は代表が発表されていませんが、全種目出てメダルが獲りたいし、(前回金メダルの)ミックスはまた金を狙いたい」とメダル獲得に向けた強い意欲を伺わせた。

文:ラリーズ編集部