ルーマニア・ブカレストで開催されている「BRDブカレスト・オープン」(WTAインターナショナル/7月11~17日/賞金総額25万ドル/クレーコート)の準決勝で、第1シードのシモナ・ハレプ(ルーマニア)が1セットダウンから挽回し、6-7(…

 ルーマニア・ブカレストで開催されている「BRDブカレスト・オープン」(WTAインターナショナル/7月11~17日/賞金総額25万ドル/クレーコート)の準決勝で、第1シードのシモナ・ハレプ(ルーマニア)が1セットダウンから挽回し、6-7(3) 6-4 6-3でバニア・キング(アメリカ)を振りきって決勝進出を決めた。この試合は決着までに2時間以上を必要とした。ハレプがキングを倒したのは今年2度目だ。

 決勝の顔合わせは、ハレプと第7シードのアナスタシア・セバストワ(ラトビア)に決まった。セバストワは準決勝で第4シードのラウラ・シグムンド(ドイツ)を6-3 6-2で破っている。

 世界5位のハレプに対して66位のセバストワだが、対戦成績は3勝1敗と分がいい。

 ハレプにとっては母国での大会であり、2014年の大会創設の年に優勝しているなど、プレッシャーは彼女の上にあるだろう。昨年の彼女はこの大会に出場していなかった。

  セバストワは今年2度目の決勝に挑む。今大会ではまだセットを落としていない。ここ最近の彼女はキャリア最良の年を送っているといっても過言ではないだろう。

 セバストワは、これまでに唯一のWTAタイトルを2010年に獲得。しかしそれ以降は、先月のウィンブルドン前哨戦のマヨルカまで一度も決勝に進めなかった。グランドスラムは2011年の全米オープンを最後に4年間出場できず、今年はこれまでの3大会すべてに出場し、最高で2回戦に進んでいる。(C)AP