「全豪オープン」(オーストラリア・メルボルン/1月14~27日/ハードコート)の大会8日目、男子シングルス4回戦で第8シードの錦織圭(日本/日清食品)が第23シードのパブロ・カレーニョ ブスタ(スペイン)と対戦。6(8)-7、4-6、7-6…
「全豪オープン」(オーストラリア・メルボルン/1月14~27日/ハードコート)の大会8日目、男子シングルス4回戦で第8シードの錦織圭(日本/日清食品)が第23シードのパブロ・カレーニョ ブスタ(スペイン)と対戦。6(8)-7、4-6、7-6(4)、6-4、7-6(10-8)のフルセットで錦織が勝利し、「全豪オープン」自身4度目となるベスト8進出を果たした。試合時間は5時間5分。
勝利した錦織は、現在対戦中のノバク・ジョコビッチ(セルビア)とダニール・メドベージェフ(ロシア)の勝者と準々決勝で対戦する。
勝負の決まる第5セットはカレーニョ ブスタのサービスゲームから始まった。お互いにキープして迎えた第3ゲームで錦織が0-40と大きなチャンスをつかむ。2本はしのがれたが、続くプレーで見事なリターンエースを決めてブレークに成功してリードを奪った。
お互いにキープして迎えた第6ゲームで15-40とカレーニョ ブスタに2本のブレークポイントを握られたが、錦織は落ち着いてこのピンチを乗り切り、リードを守った。
そしてお互いにキープを続けて迎えた第10ゲームが錦織のサービング・フォー・ザ・マッチとなった。ここで15-40とブレークポイントを握られた錦織。1本はしのいだが続くプレーで錦織のショットがネットにかかり、ブレークバックを喫してしまった。
土壇場でゲームカウント5-5と戻された錦織は、続く第11ゲームでポイントを奪うもブレークすることができない。そして第12ゲームをキープし、10ポイントタイブレークに突入した。
このタイブレークもお互いに譲らない拮抗したものとなったが、最後は錦織が執念で勝利をもぎ取った。
試合は5時間を超える死闘。最後まで諦めず戦い切った二人を称えたい。
(テニスデイリー編集部)
※写真は「全豪オープン」4回戦での錦織圭
(Photo by TPN/Getty Images)