スイス・グスタードで開催されている「グスタード女子選手権」(WTAインターナショナル/7月11~17日/賞金総額25万ドル/クレーコート)の1回戦で、ワイルドカード(主催者推薦)で出場した地元スイスの16歳、レベッカ・マサロバが第2シー…

 スイス・グスタードで開催されている「グスタード女子選手権」(WTAインターナショナル/7月11~17日/賞金総額25万ドル/クレーコート)の1回戦で、ワイルドカード(主催者推薦)で出場した地元スイスの16歳、レベッカ・マサロバが第2シードのエレナ・ヤンコビッチ(セルビア)を1-6 6-4 6-2で破るという快挙をやってのけた。

 WTA大会の本戦出場はこれが初めてとなるマサロバは、「素晴らしい気分よ」と試合後に感慨深く話し、「この試合のために精神的にも肉体的にもしっかりと準備をしてきた。この試合をプレーできて本当にうれしかった。いい経験になるとはわかっていたけど、勝ちたいと願い、やってのけられてうれしいわ」と続けた。

 マサロバは今年の全仏オープン・ジュニアで、トップ2シードを倒して優勝。その結果、このWTA大会のワイルドカードを手に入れた。  また、同じくスイスのビクトリヤ・ゴルビッチも、第7シードのモナ・バートル(ドイツ)を2-6 6-1 7-5のフルセットの戦いの末に破っている。

 フルセットの試合ばかりだったこの日は、カリナ・ベットヘフト(ドイツ)がシュテファニー・フェーゲレ(スイス)を6-4 4-6 6-1で打破。また、カテリーナ・シニアコバ(チェコ)は、かつて世界7位だった37歳の超ベテラン、パティ・シュナイダー(スイス)を2-6 7-5 6-4で退けた。  一方、ダブルス1回戦に出場した日本の高畑寿弥/久見香奈恵(ともに橋本総業)は、第3シードのララ・アロアバレーナ(スペイン)/セニア・ノール(スイス)に0-6 6-7(1)で敗れた。  今週、悪天候に見舞われている今大会は、まだ1回戦をすべてを終えることができていない状況だ。(C)AP