同じ鼠径部を痛めたカリーは11試合を欠場

昨年のクリスマスゲームで鼠蹊部を負傷したレブロン・ジェームズが、復帰に向けて一歩ずつ前進している。

負傷から3試合を欠場しているレブロンだが、2019年1月1日にシュート練習に参加。軽く身体を動かす程度ではあったものの、シューティングを行ったのはケガ以後で初めてのこと。現時点では復帰時期は明らかにされていない。重度のケガではないだろうが、ここで無理に復帰を急ぐ必要はない。ウォリアーズのステフィン・カリーは11月に同じ鼠径部を痛めたが、この時は11試合を欠場している。昨年末のレイカーズ戦後、カリーはレブロンに「デリケートな箇所だから、復帰を急ぐべきではない」とアドバイスを送った。

「何よりもフラストレーションが溜まったのは、痛みがなくなっても慎重に対応しないといけないことなんだ。痛みが消えてからコートへの復帰に向けて取り組むわけだけれど、このケガの場合、悪化させてはいけないんだ」

カリーのケースを参考にするのなら、レブロンの復帰は早くても1月中旬になる見込みだ。レイカーズは、レブロン離脱後の3試合で1勝2敗とした。現在は21勝16敗で西カンファレンス6位にとどまっているものの、8位のスパーズとは0.5ゲームしか差がないため、敗戦が続けば一気に順位を落としかねない。

レブロンが安心して治療に専念できるようにするためにも、ヤング・レイカーズと呼ばれる若手コア、そしてベテランたちの奮起が求められる。